2014/11/16
Category: 2014年_軍師官兵衛
これまで圧倒的な権力を誇っていた秀吉も亡くなってしまうと完全に出番をなくし、今回は1回ほど回想の場面で登場しただけでした。時代は徐々に家康が主導する世界にうつっていくことになります。それに立ち向かうのが三成。本当であれば、秀吉が亡くなった後に諸大名を上手く束ねてまとめ上げていかなければならないにも関わらず、長政たちに今まで通りの罪を問うような動きを強めてしまったため、完全に反三成派になり再び戦乱の世の中に舞い戻ることになってしまいます。
そんな情勢を鋭く感じていたのが如水でした。前田利家に対して争いを止めるように忠告したり家康に直接三成をどうするつもりかを訪ねてみたり。この辺りの動きが結果的に黒田家を二分してしまう危険性を持っているにも関わらず有効に働きます。きっと当主である長政にとっては気持ちよくなかったとは思いますが、徐々に大きな流れとして家康の思うような天下を二分して自分に刃向かう武将を一掃する動きに繋がっていきます。
次回からは、如水が大勝負に出て行きます。家臣達はちょっと誇らしげではありますが、一方で長政やその妻である糸の運命も少しずつ変わっていくことになるので、そのあたりの状況を楽しみにしたいと思います。
◆官兵衛紀行◆
福岡県福岡市
- 筥崎宮(はこざきぐう)
福岡県太宰府市
太宰府天満宮
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2014/11/09
Category: 2014年_軍師官兵衛
前回から引き続き熊之助の話が続くのですが、これは完全に事故としかいいようがない出来事でした。官兵衛や長政も複数回にわたり大陸へと航海をしていますが、いつこのように転覆事故を起こしてもおかしくない状況だったのでしょう。それがたまたま熊之助にやってきたということ。しかも無事に大陸へ渡ったとしても父や兄から褒められることは決してなかったと思います。彼が生きていたら黒田家はどのようになっていたか分かりませんが、このように独断で物事を進める人は今後長政などから疎まれてしまう危険性もあったかもしれません。
そんななか、秀吉の死期は確実に迫っていました。他のドラマでは秀吉が様々な人に秀頼を頼むと言いいながら、誓約書のようなものまで書かせていましたが、さすがに今回はそこまではしていませんでした。どんどん老いていく秀吉を演じる竹中直人さんは見事な演技なのですが、同じように歳を重ねているはずのおねを演じる黒木瞳さんはここでも若々しく、この2人の見た目のギャップがどんどん広がっていくのに違和感を覚えます。
今回の最大の見所は如水と秀吉の最後の別れのシーンでしょう。他の人に言うように秀吉は秀頼を頼むというのですが、如水はその手をふりほどいて力のあるものが天下人になるのだと支援を拒否します。この手前で家康が同じように言われて全力で秀頼を盛り立てると模範解答を述べていたのとは対称的な対応であり、普通ならここで秀吉から厳しい沙汰が言い渡されてもおかしくない状況です。しかしそうはならずに、最後まで軍師らしく振る舞った官兵衛とそれにたよった秀吉という関係を上手く表現できていたのではないかと思います。
この後は、歴史が物語っているように家康と三成の全面戦争の様相を呈してくることになりますが、最後数回のなかで黒田家がどのようにこの最後の乱世を生き抜いて太平の世の中に引き継いでいくのか楽しみにしたいと思います。
◆官兵衛紀行◆
京都府京都市
- 伏見城趾(伏見桃山陵)
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2014/11/04
Category: 日記
うちの子は動物園や水族館、植物園などの生き物に関する展示をしているところにはあまり興味がなく、遊びに連れて行ってもテンションが低いのです。
とある休みの日
どうせなら子供が興味があるところに連れて行ってあげようと、どこに行きたいか聞いてみると暴風を体験できるところがいいとのこと。確かにEテレで放送している「学ぼう ぼうさい」を毎回欠かさずみていますので、興味はあるようです。
早速その夜にネットを駆使して探し回ったところ、都内で最大級でかつ暴風を体験できる施設として墨田区にある本所防災館を探し当てます。電話で予約し、Webページを印刷したものを机に置いて準備万端。
次の日、子供の目は輝いていました。どうやら、この施設はテレビで実際に体験してた場所らしく、自分もまさにここに行きたかったようで、まさにハイテンション。
朝早いにもかかわらず電車に乗って1時間30分かけて墨田区の押上に到着。地上に出ると東京スカイツリーがドーンとお出迎えしてくれます。

普通ならこちらが目的地になりそうなのですが、今日の自分たちにとってはスカイツリーもオプションです。帰りに時間があったら寄ろうねといいつつ、目的地である本所防災館に到着。

フルコースを予約した自分たちは、以下の5つの体験を順番にこなしていきます。
1.防災シアター
2.地震体験
3.消火器体験
4.暴風体験
5.煙体験
防災シアターでは座席が画面と連動して揺れ怖いシーンも多かったので子供もぶるぶる震えてましたが、地震体験からは真剣に取り組んでいきます。
煙体験では、実際の災害時のように部屋の上に充満している煙を避けるように這って進む練習、そして真っ暗闇での出口を探す練習などまさに実践さながらの状況でした。
消火器体験では、水が入った消火器を使ってスクリーンに向かって火を消す練習をし、消火器の使い方をマスターします。
そして子供にとってのメインである暴風体験。事前に雨具を着込み特別な部屋に入ります。はじめは心地よい風が吹いてきたと思ったら、突然前と上から大量の水がものすごい風と共に体を押し付けます。
最前列にいる子供は設置してあったポールにしがみついたまま動くこともできず、ただじっとしてるばかり。それでも終わった後は、達成感すら感じているような満足げな表情をしていました。
全行程1時間50分でしたが、あっという間の防災体験となりました。センターの方もおっしゃっていましたが、災害は実際に体験することが頭で覚えるよりもずっと習得できるという言葉が身にしみて実感することができます。これで無料というのですから、ありがたい施設だと思います。
全部で5回くると修了証をもらえるそうで、子供も乗り気でしたがネックなのは遠いこと。忘れたころに今度は家族を連れて出かけたいと思います。
※ちなみに東京スカイツリーは、入場券を買うための整理券をもらったのですが、4時間後というすさまじい状況だったので、あきらめてスカイツリーがよく見えるソラマチ内のスタバで子供と食事をして帰りました ^^;
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