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真田丸 第32回「応酬」

2016年8月 14日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

今回からはぱったりと出番のなくなってしまった秀吉。その影響もあって、それぞれが自由勝手に考え振る舞うようになります。合議制というものは、しっかりとした制度とそれを破ったときの罰則が当たり前のように各人の心に落ちていないと成り立たないということが改めて分かります。

その典型的な例が家康でしょう。秀吉の葬儀が終わっていないことを理由に遺言を遂行する道理がないと判断し、婚儀を重ねていきます。本多正信に天下を取れと言われて若干及び腰のように見えた家康ですが、ここが勝負所と判断したのでしょう。

三成との衝突はあまりにも有名で、軍師官兵衛の際にも迫力ある状況を見ることができましたが、今回改めて見ると家康の言い分が完全におかしいことが分かります。自分が責められている内容を完全にすり替えて、大義名分を大きな声で反論します。それに対して応戦できない五大老の他の面々を見ていると、この先の主導権、歴史は家康だなと思ってしまいます。

次回は、そんな家康を亡き者にしようとする三成を見ることができそうです。状況は非常に厳しいですが、真田家が分裂して行く姿、親子の振る舞いを楽しみにしたいと思います。

◆真田丸紀行◆
京都府京都市
 - 伏見北堀公園

真田丸 第31回「終焉」

2016年8月 07日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

今回は、家康のもの凄い作戦をみることができました。ほとんど正常な判断をすることができない秀吉に対して遺言状を書き直して自分の都合の良いように書き直させるというもの。これまで家康自身が主体的に色々と行動していたように描かれていますが、今回の演出では本多正信がそれらを主導して家康を動かしていた黒幕という感じになっています。秀吉がいなくなった後に天下取りを望む周囲に対して家康はそこまで積極的になっていないのも気になります。

その家康を暗殺しようとして暗躍していたのが出浦。寺島さんの渋い演技がもの凄く好きでもう彼が見られなくなってしまうと思うと少し悲しい気もします。きっと明日のニュースでは出浦ロスという言葉も登場するのではないでしょうか。昌幸パパをずっと支えてきただけでなく、命をも救ってきた出浦ですが、最期はある意味壮絶なものとなりました。

秀吉亡き後、信繁自体はどうなっていくのだろうと自分でもよく分かっていない様子をきりに伝えていましたが、秀吉自らが信繁に三成を支えてやって欲しいという遺言を残したことによって、彼の中での方向性は定まったのではないでしょうか。さらに信幸との関係も若干離れつつあるような雰囲気が出てきているので、次回以降その状況が顕在化することになるのではないでしょうか。

次回からは三成と家康を中心としたドロドロの政権争いの様子が見れると思うので楽しみにしたいと思います。
◆真田丸紀行◆
京都府京都市
 - 新日吉神社

真田丸 第30回「黄昏」

2016年7月 31日 By: rainbow Category: 2016年_真田丸 No Comments →

今回は大地震によって大きな被害を出してしまった伏見を普請していた昌幸から物語が始まります。途中色々あったのですが最後は一生懸命普請の陣頭指揮ををとっていた昌幸ですが、三成からその必要は無くなったため堀の普請にまわって欲しいとの依頼を受けます。これで完全にやる気を失ってしまった昌幸は太夫との遊びにふけるようになりますが、その彼女こそ本多正信が差し向けた忍びの者だったのです。

それを見破ったのは同じ忍びの才能がある出浦のおじさん。彼はやっぱりこういう場面でも力を発揮し昌幸パパをしっかりと守ってくれます。というか、昌幸の口の軽さにも若干引き気味なのですが、こんなに重要な話を太夫に話してよくこの時代を生き残れたなと思ってしまいます。少し前までは味方すらだましていた程の猛者だったのですが・・・

秀吉は段々憔悴しきっていき、次回が最期を、むかえることになりそうです。信繁は大谷から自分の進むべき道を信じてといわれ、その結果秀吉の状況が芳しくないことを真田家の面々に伝えることにします。きっとこの時点では真田を守るというのが自分の進むべき道と考えたのでしょう。この先彼がどのような心の変遷をたどっていくことになるのか、楽しみにしたいと思います。

◆真田丸紀行◆
京都府京都市
 - 醍醐寺