親を困らせる10個の質問
色々なことに興味を持つようになると、自然と「○○ってなに?」という質問を子供はするようになります。先日も子供から夕日が赤い理由について質問をされ、その答えを返すのに思いっきり時間をかけて回答しました。思いっきり嘘をつくことも可能ですが、自分が答えた内容を幼稚園などで他の子供に話したときに困るので、できる限り本当のことを、幼稚園児でも分かるように答えるように努力しています。
すべての質問に対して、そのように準備をして答えるのは難しいですか、その容赦ない質問のなかには大人に即答させない窮地に追い込まれる質問というものがあります。それを真剣に調査したのがイギリスの研究者であり、5歳から16歳までの子供をもつ2000人に対してインタビューを行った結果が示されているので紹介したいと思います。
1. なぜ昼間でも月が見える時があるのか。
2. なぜ空は青いのか。
3. 宇宙人を見つけられるか。
4. 地球の重さはどのくらいか。
5. 飛行機が空を飛ぶ仕組みは。
6. なぜ水はぬれているのか。
7. 割り算のひっ算のやり方は。
8. 鳥やハチは冬にどこへ行くのか。
9. 虹の原理は。
10. なぜ地球には時差があるのか。
調査結果から、科学や数学に関する質問に悩まされることが多く、自分で質問の答えを考えると答えた人は全体の3分の1にとどまり、多くは嘘を教えているという事実が見えてきたといいます。
上記の質問内容を見ていると、自分たちもそういうものであると本質を考えずに納得していたものも少なくありません。正確に答えるためには物理や天文学などを駆使し、その上でそれを自分の言葉で理解し、わかりやすく説明する高度なスキルが求められるのです。
いずれも高校までの勉強の範囲で説明できるものが多いのですが、大人になってみないとなかなかその面白さを理解することは難しいでしょう。まずは自分が好奇心を持って色々調べてみると意外な発見をすることができるかもしれません。その発見は、子供にいずれ勉強の楽しさが伝わる要素につながるのではないでしょうか。
【参考】ロイター http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE80J01Q20120120
NHK子ども科学電話相談 なるほど解決!地球のふしぎ65 (2011/07/15) NHKラジオセンター「子ども科学電話相談」制作班 |