あしたまにあーな

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お金が貯まらない人に共通する10個の要素

2011年12月 20日 By: rainbow Category: ブックレビュー No Comments →

ボーナスや給料が支給されても、すぐにどこかになくなってしまうという人はかなり多いと思います。自分も結婚するまでは、色々な物に無駄遣いしたものですが、結婚し子供がうまれると将来必要なお金というものが見えてしまうので、ある程度は貯めていかないとと思い始めてます。

マネーカウンセラーの田口智隆は、著書「「なぜかお金が貯まる人」がやっていること」のなかで、お金の管理は人生の管理だとして、自己管理能力とお金の管理を紐づけています。さらに著書の中で、田口さんはお金が貯まらない人に見られる10個の要素をまとめているので、それと自分の今の状況を比較してみるのも面白いと思います。以下、その10個を紹介します。

1.週に何度もATMでお金をおろしている
ATMで頻繁にお金をおろしていると、自分がどれだけ使っているかの感覚が麻痺してきます。

2.自分が悪くなくても謝ってしまう
「すいません」をすぐにいう人は、相手に流されやすいからので、お金は貯まりません。

3.いつも残業をしがちである
頑張って残業してもお金が稼げるわけではなく、疲労とストレスだけが溜まります。時間は有限なのです。

4.使いかけの調味料がいくつもある
使いかけの調味料はムダ使いの象徴です。

5.ランチで即決できない
優柔不断は自分にとって必要なものを見極められないということ。不必要なものに手を出してしまうことも。

6.店員に対して横柄な態度をとる
横柄な態度は自分の自信のなさの現われです。他人の気持ちを考えることができない人は、自分の気持ちをしっかりとコントロールできていないといえます。

7.三十歳を過ぎても親と同居している
若いうちからお金を貯められている人の多くは一人暮らしをして自己管理能力が養われている人です。

8.「夜ふかしは贅沢」だと思っている
深夜遅くまで起きている人はお金を貯められません。例えば、夜はタクシー代など割高になってしまいます。

9.気が付けば全然運動をしていない
運動は健康維持のために必要ですが、それが出来ていないということは、自己管理ができていないということ。健康的な体を維持することはお金の貯蓄にもつながります。

10.自分の会社以外のことに関心を持っていない
毎日が「会社一色」も悪い傾向です。会社に満足すると自分の現状に満足してしまうため、その後の自分の進歩が止まってしまいます。社外の人間と付き合い、世界を広げることが大切です。

こうしてみてくると、多少こじつけに感じてしまう部分もありますが、おおむね納得できるものもあることがわかります。1、4についてはお金や物への関わり方という面で貯金する行為に直結するため、意識しておきたいものといえます。

その他、2、3、6、10というのは、直接貯金には関係しませんが、そういった行動をしていることによって、いずれ多角的に人間が成長し、それに伴って収入が上がるというビジネス雑誌的な考え方でしょう。これだけを実践してもあまり意味がなく、複合的に自分を高める行動を積極的に取る必要があります。

その他の部分については、その真偽が怪しい面もあるので納得できるという方は実践してみるといいのではないでしょうか。大切なことは、お金に関心を持ち、無駄な出費をしないこと、そして収入を増やす努力をすること。それこそが王道であり、最終的な近道となるのではないかと思います。

【参考】新刊.JP http://www.sinkan.jp/news/index_2396.html

「なぜかお金が貯まる人」がやっていること 「なぜかお金が貯まる人」がやっていること
(2011/11/18)
田口 智隆

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賛否両論?! ジワジワ来るシリーズ

2011年10月 06日 By: rainbow Category: ブックレビュー No Comments →

日頃ユーモアたっぷりで会社内でムードメーカー的な先輩から1冊の本を手渡されました。

その本のタイトルは「ジワジワ来る○○(マルマル)?思わず二度見しちゃう面白画像集」というもので、タイトル通り偶然にできた産物であるおもしろ画像を集め、そこに一言コメントを追加した写真集になります。

画像集に掲載されている画像を大きく分類すると以下に分けることができます。

1. 動物があたかも人間の振る舞いのような表情や仕草を見せる画像
2. 人間が作ったものだが、当初の目的以外の解釈をすることができる画像
3. 日常生活であり得ないシチュエーション

狙っておらず、かつ普通ではあり得ない状況というものに対して、面白さはうまれるので、まさに本1冊すべてがその笑いの壺を押さえた作品になっているといえます。

詳細は、本屋で立ち読みをするか購入して読んでほしいのですが、この本を借りた自分と女性の先輩は電車の中でこれを読み始め、自分は30ページほど、先輩は8ページで笑いをこらえきれず読むのを断念してしまうほどの破壊力を秘めています。笑ってはいけないという状況下に置かれているからこそ、余計ぐっと来たのかもしれません。

そんな面白画像集ですが、Amazonの評価では星が5個中2個半と非常に悪い結果となっています。ここまでおもしろい内容なのにどうして低評価なのだろうかと、レビューを見てみると一様に著作権に関する懸念が書かれていました。どうやらインターネット上に転がっている様々な画像を集めて、それにコメントをして出版している模様です。その状況に、様々な方面から批判が集中していることがわかります。

この問題が明確に違法なのかどうなのかは非常にグレーな部分だと思います。ネット上から作品を集めて一言コメントを書き足して自分の作品として出版する、法律的にはグレーなのですが、一般の人からの心情としてはやはり問題があるように思えてなりません。この画像集のなかに自分の作品が含まれているという人から見れば、非常に複雑な心境でしょう。

内容自体は、非常に面白くユーモアあふれる内容となっているので一見の価値はあると思いますが、それと読者に対するケアは別のもの。難しい問題を内在させていることは確かなようです。

ジワジワ来る○○(マルマル)?思わず二度見しちゃう面白画像集 ジワジワ来る○○(マルマル)?思わず二度見しちゃう面白画像集
(2011/07/12)
片岡K

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プロの残業術

2011年7月 20日 By: rainbow Category: ブックレビュー No Comments →

ノー残業の推進は今や企業文化の一つとして当たり前になってきました。自分の会社でもノー残業デーという緊急案件がある人以外はなるべく定時で帰りましょうという日があり、ほとんどの人が帰っていきます。このように、残業をしないことが善であり、残業をすることが悪で非効率的であるという考えが浸透して、これを疑う人がほとんどいなくなってきました。

しかし、残業をしないで定時で仕事を終わらせることばかりが真なのか、自分の中で疑問が残っていたのも事実でした。確かに、効率的に仕事を仕様とするのは正しいことですし、無駄な時間をなるべく減らすことは重要です。ただ本当にするべき残業があるのであれば、それはしっかりとこなし将来の自分にとって効果をもたらすものでなければなりません。

では、そのような効果を生む残業とは何なのでしょうか。その疑問に対して一つの方向性を指し示している数少ない書籍がネバダ・ジャパン・コンファレンス代表の長野慶太さんによる「プロの残業」です。自分は、この本のなかで引っかかっていたもののヒントを得たような感じがしました。

それは、残業をせずに定時で帰ることが必ずしも精神的にプラスになるものではないし、ビジネスの中でも一様に有益であるとはいえないということ。この本から学んだ考え方は以下の通りです。

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1. 中途半端で終わらせるのではなく、方向性を決めてから安心して帰るべし

定時時間にとらわれて中途半端で仕事を終わらせると、精神衛生上もよろしくないばかりか、鉄を熱いうちに打てなくなります。また優先順位を決めて高いものから仕事をするというスキームがよく語れられていますが、これだと毎日優先順位の高いもの(緊急かつ重要なもの)が次々とやってくる状況の中で、優先順位の低いものに手をつけることができずに、いつまで経ってもアウトプットを出すことができません。

なので、一定のめどを一気に残業時間の中で出してしまうことが大切なのです。そのための方法として、BBB(幅広さをもっと追求すべき)、DDD(もっと掘り下げるべき)、AAA(可能性を追求すべき)といった略語を使って、いち早く完成させる方法があります。

2. 残業時間は自分自身を成長させるための仕事をせよ

残業時間は自分を成長させるためと考え、定時時間内ではできないような、深く考えたり、情報を収集したりして仕事の付加価値を追求します。そのため、定時時間中は、とにかく手を動かすことができる仕事に集中することができるようになります。

3. 空腹で仕事をしない

空腹で仕事をしていると、いつか健康を害してしまいます。なので、時間を見積もって遅くなりそうなら必ず肉まん一つでもいいのでお腹に入れてあげる事が大切です。抜け出しにくい職場ならトイレに行くふりをしてでも食べろと著者は言っています。自分の職場はそこまでではないので、自分で判断して空腹を避けたいと思います。

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このように、残業は長期的に見ると自分を高める有効な方法であることがわかります。もちろん、世の中にある残業をしない技術についても、無駄を排除して効率的に仕事をするというところはくみ取るべきところだと思いますが、本筆者も言っているように「考える」という行動に効率化はできません。じっくりと考えて結論を出すことができる環境は、静かで自分の仕事に集中できる時間しかないのです。

イギリスの歴史学者パーキンソンは、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて使い切るまで膨張する」というパーキンソンの法則を示しています。つまり時間はあればあるだけ使ってしまうので、区切りが必要だということになります。

この考え方はすごく大切です。そのためにも「このくらいの仕事であれば、2時間でできる」という目安をあらかじめ立てることが重要だと思います。その見積もりを正確にたてるためにも、スキルやノウハウが必要であり、それはやってみるしかないのです。その経験の積み重ねが人を成長させるのです。

そう考えると、残業に関する考え方を少し変えてみる必要がありそうだと、思えるきっかけを与えてくれた著書となりました。

プロの残業術。 一流のビジネスマンは、時間外にいったい何をしているのか? プロの残業術。 一流のビジネスマンは、時間外にいったい何をしているのか?
(2009/08/22)
長野慶太

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