いだてん 第12回「太陽がいっぱい」
オリンピックも残すところマラソンのみとなります。準備万端で朝を迎えた四三はスタジアムまで迷ってしまいます。この辺りはもはやお約束と言いますがどこかで見たことがあったなと感じます。
それまで何度も練習にいったり下見をしていたのですから、きっとウケを狙っての演出なのだと思いますが、さらに体調を悪くしている大森兵蔵を抱えながらの入場となり、この辺りで完全に体力を消耗しているかのような雰囲気に、結末が見えた気がしました。
いよいよ始まると四三について回るのは幼い頃の自分。呼吸法を指摘され時には励まされ自分自身との戦いを続けます。途中同僚の外国人とデットヒートを繰り広げる中で段々意識がなくなってしまい、結果は残念なことになってしまいます。
ベッドで大和魂だと日本人っぽい罵声を浴びながらも、嘉納治五郎たちは優しく四三をねぎらいます。この優しさに四三は救われたことでしょう。これから、彼がどのように日本にこの経験を持ち帰って生かしていくのか楽しみにしたいと思います。
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