あしたまにあーな

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あしたまにあーな


軍師官兵衛 第44回「落ちゆく巨星」

2014/11/02 Category: 2014年_軍師官兵衛

今回は豊臣家の面々ですばらしい演技が光ったような気がします。まずはいつものことながら竹中直人さん。彼の秀吉は本当にはまり役で見ていてものすごく安心感があります。大河ドラマは奇をてらったようなキャスティングではなくこのように落ち着いて演技を演技と感じることなく見ることができる役者が必要なのだと改めて思います。さらに竹中直人さんは徐々に年老いた役になっていき、今回に至ってはすでに60となっています。今の時代の60歳の方と比較しても「少し年を老いすぎてないか?」と感じてしまうのですが、家康も55だというので妥当なのかもしれません。

そしてもう一人が茶々を演じる二階堂ふみさん。彼女はこれまで存じ上げなかったのですが、子供のためならなんでもするという母親の強さと恐ろしさを迫真の演技で見せてくれます。拾が天下人になるのに邪魔をする可能性がある人々をことごとく、そしてやんわりと排除するように三成や秀吉に訴えることによって実現していきます。この後の淀殿の様子を知っているだけにちょっと悲しくもなるのですが。そう考えると、江が主人公になったので、あと10年以上はあり得ない企画だとは思いますが、茶々を題材にしたドラマを作っても面白いかもしれません。

今回、自分の中でものすごく心酔していた小早川隆景が亡くなります。なるなる前に官兵衛と語っていた昔話に自分も懐かしい思いをしながら少し涙ぐんでしまいました。鶴見辰吾さんの演技もものすごく素晴らしくまたどこかで見たいと思っていたら、大河ドラマが終わってNHK時代劇ドラマの番宣で鶴見辰吾さんが出ていたのでびっくりです。

如水は秀吉のそばに行くことで、天下人に押し上げた自分の責任を全うするのだと今回語っています。ということは、世の中にとって、秀吉が天下になったことによる恩恵も考慮して、何をすべきか官兵衛としては考えていたのでしょう。そう考えると、次回の大陸出兵や秀吉が亡くなった後にどのように後始末をするのか、それが楽しみになってきます。残念なことになる熊之助に打ちのめされるとは思いますが、ラストに向けての如水の動きに注目したいと思います。

◆官兵衛紀行◆
広島県三原市
 - 三原城跡

子ども大工体験イベント in 生田緑地

2014/10/26 Category: 地域イベント

川崎市多摩区の生田緑地内にある日本民家園では、昔ながらの人々の暮らしを体験できる様々なイベントが開催されており、本日は「むかしの大工仕事」の実演と「子ども大工入門」体験イベントがありました。

神奈川土建川崎多摩支部の皆様が小さな子供向けにいろいろと工夫を凝らしていて、壁塗り・かんながけ・丸太切り、縄結びなどの体験コーナーがあり、子供たちでにぎわっています。

子供がまず先に飛びついたのが壁塗りでした。土にわらなどを練りこんだものを板に乗せてへらで丹念に塗っていきます。きれいに平らに塗ることができると気持ちいいみたいで、ここだけで20分程度黙々と作業を続けます。

そのあとかんなで木を削り、最後に木の入れ物の作成に取り掛かります。これも黙々と作業をして大工さんに「できたよ、うまいね」と褒められると照れながらも「うん」と手ごたえを感じた様子。

わが子は喜び表現に関するリアクションはあまりよくないのですが、きっと男というものはそういうものなのでしょう。ちなみに下の子も同様のリアクションをとったりします。

木の入れ物は、長持ちさせるようにガスバーナーで焼きを入れて完成。これが何を入れる入れ物になるかは全く想像できませんが、家に持って帰って早速裏面に今日の日付と今日の出来事をサインペンでルンルンで書いていました。

なかなか釘やかなづちで大工作業をするという機会がないので、イベントを催してくれた関係者に感謝ですね。
自分も、ちょっと触発されて日曜大工をやってみようかなと密かに作るものを探し始めていたりします。

子ども大工入門

軍師官兵衛 第43回「如水(じょすい)誕生」

2014/10/26 Category: 2014年_軍師官兵衛

まさに今回は官兵衛にとって生きるか死ぬかの瀬戸際の状態でした。この時代においていかに主君から信頼されていようとその命令に背いたとなると切腹は免れないでしょう。現に秀吉はそうした対処をこれまでも行ってきているので、今回も同じ態度を取らないと示しがつかないという面もあったのだと思います。なので、簡単には許してくれないだろうということで、どのようにお許しを得たのか気になっていました。

そして、登城する日がやって来ます。その前までで善助と自分は悪くないというようなことを言っていたので、まずい状況だなと思っていたのですが、秀吉の前に登場した官兵衛は頭を丸め如水円清と名乗って許しを請います。しかも、頭を下げた上で自分の身の潔白を示し、隠居させて欲しいという要望を受け入れさせます。この辺り本当に上手い戦略だったと思います。

その間、ずっと比べるように描かれていた三成の表情は本当にめまぐるしく変わっていて、どう感じているのか途中からよく分からなくなってしまいました。田中圭さんも困ったらにやっと笑うので、視聴者もこれがどのような意図なのか勘ぐってしまうのかもしれません。

この辺りが今回の大きな動きなのですが、秀吉周辺では淀殿が拾を産み、これまで関白であったおいの秀次も危うい状況になってしまいます。官兵衛の助言で自分の娘を拾の許嫁とすることで跡継ぎ問題の収束を図ろうとしますが、淀や光成は秀吉が亡くなった後に撤回するかもしれないという可能性から、もっと確実にしたいと思うようになるのですが、ここまで来ると本当に他人は信用できないというイメージだったのでしょう。こういわれてしまった時点で秀次は失脚するしか道はなかったのです。

そんな秀吉も次回はとうとう終焉を迎えそうです。それでも官兵衛は秀吉のそばにいるような雰囲気の予告であったことから、どのように考えての行動なのかじっくりと拝見したいと思います。

◆官兵衛紀行◆
福岡県飯塚市
 - 西光寺

滋賀県近江八幡市
 - 八幡山城跡