硬貨返却口に潜むワナ
2008年12月21日、奈良県で起こった事故です。それは2歳の男の子がゲーム機の硬貨返却口に左手の人差し指を挟まれ、第1関節付近を切断してしまったという恐ろしいものでした。硬貨返却口は内側に開く金属製のふたが取り付けられていて、引き抜こうとしたときに挟まれてしまったのが原因とされています。
実は先週、家族で新宿に遊びに行った際にも1歳4ヶ月になる子供が、ガチャガチャやゲーム機の硬貨返却口に手を入れて遊んでいたことがありました。なのでこの事故を聞いて驚きと共にものすごい恐怖を感じました。きっとお子さんをお持ちの親は同じ気持ちだったと思います。そのくらいこの事故は大きな爪痕を残してしまったといえるでしょう。
このような事故が一度でも起こってしまえば、子供を硬貨返却口に触らせることなどできません。おそらく子供がすごく嫌がるとは思いますが危険から少しでも遠ざけたいというのは親として当然の気持ちでしょう。痛い思いをしてとゆくなっていく類の経験もありますが、この事故は子供の一生を左右しかねない重大な危険です。そのようなものが普通に子供用として世の中にあることが不思議でなりません。
今回の問題の重大な点は、特殊な操作ではなく、至って普通の動きの中で事故が起きてしまったことです。誰もがやらないようなレアなケースであれば、メーカー側を一方的に責めることはできませんが、「硬貨返却口に手を入れる」という本来の操作で起こった事故だけにメーカー側の事前の危険回避責任を問われてしかるべきでしょう。
抜本的な解決をして、再発の防止を行うだけでなく、自動販売機など同様な事故が発生する可能性があるものについても対策を行って欲しいと思います。しばらくは子供から目を離すことはできなさそうです。
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