知っておきたいお年玉の包み方
もうすぐ年も暮れていきますね。年末を迎えて大掃除をしたり、今年初めに考えた色々な思いの後片付けをしたりして忙しくなっていることと思います。そして新年を迎えるわけですが、昔ほど新年が楽しいと思えなくなってしまったように感じます。その理由を色々探ってみると一つの答えに達します。
それが「お年玉」です。昔はお年玉をもらうことが何よりも嬉しくて、いくら貯まったかを数えるのが楽しみでもありました。年末頃から誰からいくらもらえるのかを手帳に書き込んではニコニコしていたのを思い出します。一つだけやってはいけないのは決して自分から求めないこと。どこかの政治家のようですが、誰かの家に新年早々行ってみたり、訪問者に物欲しげに見たりするのは、子供ながらに控えてきました。
思えば大人になってみるとお年玉はもらえるどころか逆に渡す側になってしまったんですよね。しかも、近所の子にあげるときには、「不況だから」と給料のように10%削減したり、カットするこどなどできないので、厳しいものがあります。でも、どうせなら気持ちよくあげて喜んでもらいたいものです。そこで、いまさらながらですが、お年玉のお金の正しい包み方について改めて勉強しておきたいと思います。
■お札は新品を
お年玉は新札を用意しましょう。受け取る側の気持ちを考えた心配りが大切で、準備にかけた時間と手間が相手への気持ちに表れるのです。
■金額は奇数を
基本的には奇数がよいとされています。これは陰陽の「陽」にあたるのが奇数であることからきていることに端を発します。しかし、あまりこだわらずに臨機応変に相手によって変えてあげればいいと思います。
■お金の包み方
新しいお札を三つ折りにするのですが、折るときは人物がある面を上に向け、まず左から折ります。次に右側をその上に重ねて折って袋に入れます。
■お年玉を渡す期間
お年玉を渡すのは1月7日(地域によっては小正月である1月15日)までがいいでしょう。これはお正月の松飾りをつけておく期間である松の内が基準になっています。
意外と知らないお年玉の起源ですが、お年玉は年神様に供えたもちを家長が家族に分け与えたものと言われていて、神様の力を分けてもらうものと考えられています。それが時代と共に現金に変わり今に至っているのです。お金だと何だが味気ないような気もしますが、大切なものなので使う方としても、感謝の気持ちを忘れないでいつもとは違った気持ちで使いたいですよね。
【参考】日経Plus1 12月20日
和紙のぽち袋・お年玉袋「切り絵柄」( 中 定番サイズ、5袋入) |
和紙のぽち袋・お年玉袋「紫陽花」(小 コインサイズ、5袋入) |
和紙のぽち袋・お年玉袋「落水」(中・定番サイズ、5袋入) |
◆関連する記事◆