2015/10/18
Category: 2015年_花燃ゆ
群馬県令となった楫取が最初に取り組みべき事案は県の主要な産業である養蚕業について現状を把握することにありました。しかし、関連資料の提出を部下に指示してもなかなか手に入らない始末。様々な状況からどうやら阿久沢権蔵がキーパーソンとして関連事業を取り仕切っており、多くの権限を持った人物であることが判明します。しかもこの阿久沢は、個人でも生糸に関する事業を行っており誰よりも早く生糸相場を横浜などの港町から入手していました。こうなると完全に楫取との一騎打ちになるのだろうと思って、阿久沢を演じる江守徹がどこまで悪人のような雰囲気を出しながら、楫取の抵抗勢力として様々な妨害をするのだろうと楽しみにしていたのですが、現実的にはあっけない終わりでした。
それは、楫取のもとにやって来た星野長太郎と、その弟の新井領一?が生糸を直接取引を世界を相手に行いたいという話がきっかけになります。この二人の志はこれまで楫取や美和、そして寅次郎たちと同じであり、この思いを実現させることは大切であると考え群馬県としても支援する方向になります。しかし当初は阿久沢などの反対が当然のようにあったのですが、楫取が直接阿久沢の店に赴き交渉を重ねたことによって、阿久沢も支援することになるのですが、もう少し抵抗した方が乗り越えた壁の高さを実感することができたのではないでしょうか。
一方、杉家では前回までバリバリ元気だった敏三郎が危篤状態であるとの知らせが。急いで帰った美和ですが、そこで最後の力を振り絞って敏三郎は、自分は世の中の役に立てたのか、という自問。この問はまさに自分も強く思っていることで、もの凄く考えさせられました。思いの外敏三郎に対する愛情を脚本から感じ取ることができた一面でした。
さて、次回は前々から不穏な状況だった萩にいる前原がとうとう士族の不満を一手に引き受け、立ちあがります。これに否応なく巻き込まれる美和たち。どのような状況になっていくのか楽しみにしたいと思います。
◆花燃ゆ紀行◆
群馬県富岡市
- 富岡製糸場
群馬県桐生市
- 水沼製糸所跡
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2015/10/12
Category: 2015年_花燃ゆ
メインが萩から群馬へと流れていくまさに分岐点となった今回ですが、長州では前原が士族の不満を一手に集めて反乱を起こそうとしていました。久米次郎たちもそれに加わり大きな流れになりつつあるとき、中央政府から木戸がやって来て、楫取に群馬県令をお願いしたいと申し出ます。養蚕を国の大きな産業にしたいという思いから富岡製糸場を中心とした群馬の重要性が高まっていたところへの楫取の起用です。
当然楫取は開墾事業に村人と一緒に汗を流すと約束していたことからこれを固持するのですが、最終的には村人からも群馬県令になって欲しいという強い要請を受けて、その地位に就くことを決心します。この辺り、大沢たかおは非常に上手い演技だったと思います。出過ぎず引きすぎず、良い感じで有能な人物を演じているようにみえ、これから最後にかけて中心人物になって行くのにふさわしい役者だなと感じました。
群馬に行く際に久米次郎、寿、美和も一緒に行くことになるのですが、久米次郎は前原の集まりに参加していたため、これから引き離そうとした思いもあったのでしょう。また物語のなかで木戸もいっていましたが、楫取自身も前原達が決起した場合には放置しておけないので巻き込まれて最終的には責任を取らされることになっていたことから、この土地から離れることに対して大きな意味があったと考えられます。
そしていよいよ群馬へ入る一行。いきなり県庁が前橋に置かれていましたが、高崎との争い事があったと理解しているのですが、そのような形跡もありません。物語のなかではその状況は伝えることをしないのでしょうか。そのあたりを含めて群馬をどのように盛り上げていくのか楽しみに見たいと思います。
◆花燃ゆ紀行◆
群馬県前橋市
- 前群馬県令楫取君功徳之碑
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2015/10/04
Category: 地域イベント
ギネスの世界記録に挑戦するイベントは日本各地で行われていて、定期的にニュースで取り上げられているのを見ることがあります。
そんなイベントにまさか自分が参加することになろうとは。それが実現したのが、世界一長い板かまぼこ作りでギネス記録を作ろうというイベントでした。
そのイベントが開催されたのは、かまぼこの街として有名な小田原で、舞台となったのは文字通り「小田原かまぼこ通り」。開会式が朝の9時半ということで、朝早くから家を出発します。
到着するとすでにもの凄い人がスタンバイをしており、地元の高校生もボランティアとして補助していて地域としてこのイベントにかける熱意が参加する自分たちにもビシビシ伝わってくるような独特な雰囲気になっていました。
手洗いを済ませ、スタッフに誘導された先は先頭でテレビ局のカメラがあるその目の前が指定されます。この場所になったことで、その後テレビにちらっと映ったり、司会者がインタビューに来たり、色々な出来事がありました。
なんでも、かまぼこ作りのギネス記録は存在せず、参考記録として15メートルを超える必要があるとのこと。まずはこれに向かって、いよいよ本番です。

100メートルのかまぼこは長い
職人さんが錬ったすり身を板の上に乗せていき、手袋をした自分たちがそれを整形していきます。下の子がそれを引きちぎるのではないかとヒヤヒヤしながら常に監視しつつの作業でしたが、怪しい動きをすることもなく無事に整形完了。
この時に司会者がインタビューにやって来ます。まずは私に「どなたがインタビューされますか?」と聞かれたので非情な自分は、間髪入れずに上の子を指名。すると子供は立派にインタビューに答え、最後は「がんばるぞー、おー!」と意気込みを叫ぶのでした。いい子に育ったなと感慨深くなります。
今回作成している100メートルの整形が完了すると、ラップで包み板で囲み蒸す作業に入ります。この後食事をしたりブラブラすること1時間ほど。
いよいよ開封です。
板を開けると綺麗にできていてつやつやしているかまぼこが登場します。ギネス審査員の方がもの凄く入念にキレている部分や整形出来ていないところをチェックしていき、2か所でNGなところを発見。それらを踏まえて、記録を集計します。
そして、注目の発表。

祝 ギネス記録
記録は、87.95メートル。目標としていた100メートルには届きませんでしたが、見事ギネス世界認定を受けることが出来ました。その場に立ち会ったことが今までなかったので、思わず涙ぐんでしまいました。
きっと、こうやって世界記録にチャレンジする姿勢は子供にとって有益で、良い思い出になったと思います。

おいしくいただきました
最後に、できたかまぼこをみんなでお腹いっぱい食べて終了。しばらくかまぼこはいいかなと思うくらい、食べることが出来ました。
こんな素敵なチャレンジの場を提供して頂いた関係者の方に心から感謝したいと思います。次回はぜ目標をさらに超えるチャレンジに立ち会えればいいなと思います。
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