あしたまにあーな

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花燃ゆ 第49回「二人の再婚」

2015年12月 06日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

物語の前半は完全に楫取と美和のプロポーズネタでした。美和にとって大きな人生の転機になるだけに大きく取り扱いたいというのはわかるのですが、個人的には群馬県政なども気になっていたので、この次の展開を期待してみていました。

そして、めでたく結婚することになり、昔の面々も登場し祝福ムードになります。一つだけ気になったのが、婚姻届を出したという事実を職員が阿久沢たちにまるで号外かのように伝えに来る場面。一応婚姻届を提出する業務はプライバシーを守るべきものなのではないかと思うのですが、思い切り周知していることが今の時代ではないだろうなと思ってしまいます。

後半は群馬県政にとって大きな流れが登場します。それが前橋までの鉄道建設でした。ここで大きく影響力を持ったのが毛利家の面々。様々な資金面での相談にのりながら、自分たちだけでは厳しいとわかると鹿鳴館の舞踏会でのプレゼンをする機会を創出するなど、もの凄く助かる動きをしてくれています。この辺り、美和も結果的には奥の仕事を務めた事によって得られた人脈をフル活用しているといえます。都美姫も元気そうでよかったです。

さて、次回はとうとう最終回。夫婦になってもまだ20代の頃と変わらないような外見の二人が今後どのような結末を迎えていくのか楽しみにしたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
東京都千代田区
 - 鹿鳴館跡

山口県防府市
 - 旧毛利家本邸

花燃ゆ 第48回「富岡製糸場の危機」

2015年11月 29日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

今回は、富岡製糸場に関してというよりも、教育問題に心血を注ぐ美和と楫取という内容の比重が高かったのではないでしょうか。しかし明治になってこれまで教育をまともに受けられなかった層の人々が、今回のようにどんどんそういう場を作ってくれるのは、将来の世の中にとって本当にプラスになります。

花燃ゆで描かれている楫取のように、即断即決し周囲も熱意を持ってそれを支える姿、そして阿久沢が言っていたように将来のための政治というものが目に見える形で庶民に提供されること、そうした努力を政治家がすることによって、世の中はきっと良くなっていくと信じられるのではないでしょうか。そんなことを考えさせられた内容となりました。

終盤は美和と楫取の再婚に向けた周囲からのプッシュという若干プライベートな部分で興味が薄くなってしまいましたが、次回はそれがメインとなる模様。残りもあと少しなので、物語全般をどのように締めくくるのか楽しみにしたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
群馬県富岡市
 - 富岡製糸場

花燃ゆ 第46回「未来への絆」

2015年11月 15日 By: rainbow Category: 2015年_花燃ゆ No Comments →

このドラマを見ていると人間関係に関するトラブルも時間と根気によってなんとかなると感じられてきます。おそらくこの時代において、結婚していない男女が同じ宿の同じ部屋で寝泊まりをするという行動は、もの凄く破廉恥な行動に見えたことでしょう。

それによって、楫取は公務に支障を来し、美和は周囲から白い目で見られるのですが、それもやがて収まっていき西南戦争で捕らえられた捕虜たちの話しになると何事もなかったかのように周囲に頭を下げて回ります。視聴者としてはさっきまであんなに悩んでいたこと、そして前回のメインテーマであった生糸の共同施設建設のことなどがどこに行ってしまったのだろうと若干置いてけぼり感がありましたが、それでも主人公達がこうして徐々にその土地に慣れていく様子を見るのは嬉しい限りです。

その捕虜達を受け入れるところで、楫取は捕虜達に自立した人生を歩んで欲しいと強く訴えます。こうした取り組みがやがて日本の各地に当たり前のように根付いていくのだと思いますが、それを先だって行った楫取の言動はもの凄く参考になります。こういった近代における著名人を扱う大河ドラマも悪くないなと思える一場面でした。

さて、残りも数少なくなってきて、お姉さんも次回無くなる見込み。美和と楫取の関係、群馬の行く末など見所が急に増えてきた感がありますが、楽しみにしたいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
群馬県太田市/高崎市/前橋市
 - 新田神社/多胡碑/前橋東照宮