「落としても5秒以内ならセーフ」はアウト!
子どもの頃から、落とした食べ物でも5秒以内に拾えば問題ないと思い込み、それを実践してきました。この暗黙のルールは日本だけでなくアメリカなどでもあるようで、まさに世界共通認識ともいえるものなのかもしれません。
しかし、これは思い切りウソであることが米ロヨラ大学の研究で明らかとなりました。それによると、食べ物を落とすとそこに存在する雑菌やバクテリアが約1,000も付着し洗ってもなかなか落ちないといいます。
この1,000という数字の大小がイマイチ分からないと思うので、軽く説明します。
人がバクテリアなどによって感染症の症状が出てくるのは、10,000程度の細菌、ウイルス、バクテリアを体内に吸収したときと言われていることから、わずか1/10にすぎないのですが、1,000の中には強力なものもいたり、自分が体調不良であるときなどは悪影響を及ぼしやすくなるというのです。
テーブルの上ならまだしも、床の上など汚い場所に落としたものは、その秒数に関わらず捨てるということを徹底しないととんでもないことになってしまうかもしれません。これからは子どもの口にも入れないようにこれまで以上に気をつける必要がありそうです。
(参考)NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20140713_265934.html
人体に危ない細菌・ウイルス 食中毒・院内感染・感染症の話 (PHPサイエンス・ワールド新書) (2014/03/19) 小林 一寛 |
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