春に起こる肩こりの解消法
寒暖差が激しく体調を崩しやすい春先は、なんとなく体の至る所に不調をおぼえがちになります。せっかく気持ちのいい季節なのに、体調が悪く十分に楽しめないということも多いのではないでしょうか。
そういった春先の環境の変化によってもたらされ、多くの女性がこの時期に悩まされるのが「肩こり」だといいます。とある調査によると、20代から50代の女性の4人にひとりが、春先に肩こりに悩まされているという調査結果も出ているといいます。
肩こりは、血のめぐりが悪いと現れる症状のひとつであり、同じ姿勢を続けたり、運動不足によって、筋繊維の1本1本に平行して走っている毛細血管がつぶれた状態になると血のめぐりが悪くなり、疲労物質や発痛物質が溜まり、こりや痛みが発生するといわれています。
さらに、この条件に加え春特有の肩こりには3つの要因が考えられるのです。そこで今回はこの3つの要因からどうしたら肩こりから解消されるかを探ってみたいと思います。
◆ 春のファッション
春といってもまだまだ寒い日もあり、服のセレクトも非常に難しい時期なのですが、店頭や雑誌では「春のファッション」として淡い色の薄い生地の服がトレンドとして紹介されます。当然最先端のファッションなので、女性としては追従せざるを得なくなり、気温が低い日でも薄着になります。冬以上にダイレクトに寒さを感じることで、より身体が冷えて血めぐりが悪くなり、肩こりの症状を感じやすくなるのです。
◆ 花粉症
花粉症によるくしゃみや鼻づまり症状が集中力を低下させ、ストレスを感じやすくなることがあります。ストレスは、血めぐりを悪化させるため、肩こりを感じる人が多くなるようです。血めぐりが悪くなると、痛みや疲れのもとがたまりやすくなります。
◆ 環境の変化
春といえば、卒業・入社・異動・転勤といった環境の変化が多くなります。その変化に対応するために身体はストレスを感じ、交感神経が優位の状態になってしまいます。そうなると、体は戦闘モードとなり末端まで血液がめぐらず、肩こりを感じやすくなってしまいます。
いかがでしょうか。これらを解消するためには直接的にはその要因を排除することにあります。例えば、服であれば、薄手のストールやカーディガンを常に携帯して、冷え対策をしっかりと行うこと。そして、ストレス対策であれば、会社の同僚等に相談し自分で抱え込まないことが最も効果的でしょう。
さらに、肩こりになった時の緩和としては、入浴が効果的です。40度未満のお湯に20分程入ることで、体はリラックスモードに入るので、ゆっくり入浴するようにすると、ひどくならずに済むでしょう。肩こりになった時に、その要因が上記に当たらないか振り返ってみるのもいいのではないかと思います。
【参考】NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20120422_104186.html
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