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ミドリムシで下水処理ができる時代

2012年2月 16日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

小学校の頃、池や沼の観察をしていると必ず登場していたのがミドリムシ、学名はユーグレナといいます。池の色が緑色になっている理由は、この方がいらっしゃることによるものが大きいのですが、実はこのミドリムシには様々な効果があって、自分たちの生活を豊かにしてくれる要素をたくさん含んでいることが知られています。

1.栄養食品として

太陽光と二酸化炭素で育つことができるミドリムシには人間が生きていくための必要な栄養素がほぼ含まれており、その数は59種類にも及びそれを体はほとんど吸収するといわれています。ミドリムシの中に含まれるビタミンB1はニンジンやトマトの約360倍、ナトリウムはカボチャの約540倍、亜鉛はトマトの約753倍と他を圧倒する含有量を誇っているのです。

さらにミドリムシに含まれるパラミロンという物質は、体内の脂質やコレステロールを吸着し、油分に溶け込み易い有害物質も一緒に排出してくれる機能を持っていることから、ダイエット効果や免疫力効果も高いと今話題を呼んでいます。

2.下水処理補助として

そんなミドリムシを下水処理を助けるものとして活用できないか、東京大学内のミドリムシの研究・商品開発会社・ユーグレナと東京都下水道局が共に研究を始めたといいます。ミドリムシが水中の無機物を取り込む性質を利用して、下水処理過程で発生する窒素やリンの低減させ、きれいな水を精製しようというのです。ミドリムシが生息している池では、自分たちの知らないところでその水を浄化し、無害なものにかえていたのです。

このユーグレナという会社では、ミドリムシを大量に培養する技術を持っていることから、これまでミドリムシクッキーやミドリムシサプリメント、うどんやバームクーヘンなど驚くばかりの商品を世に送り出してきました。これからは食べるだけでなく、今回の下水処理だけでなく、二酸化炭素を吸収することから温暖化対策の切り札としてなど縁の下の力持ちとして活躍の幅をもっともっと広げていってくれるのではないでしょうか。小さな微生物が人間の生活になくてはならない日ももうすぐそこまで来ているのかもしれません。

【参考】
・oricon style http://juken.oricon.co.jp/2006770/full/

ユーグレナ・バー120g(6本入)

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価格:1,521円(税込、送料別)

トマトジュースが店から消えた日

2012年2月 15日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

会社の帰り道に近所のスーパーに立ち寄ったところ、トマトジュースが1本も残っておらず売り切れ状態になっていました。自分はトマトジュースを飲む人ではないのですが、飲料コーナーで売り切れの張り紙が貼ってあったのを見て、「なんでだろう」という疑問がわき上がってきたのです。

そこで家に帰ってきて調べてみると、京都大学などの共同研究論文が最近発表され、テレビ等で発表されたのが契機であることが分かりました。それによると、トマトに含まれる物質が血中の中性脂肪の値を下げることがマウスの実験で確認されたそうで、これを見てダイエット効果を期待する人が大量にスーパーに押し寄せたようです。

研究チームによると、ダイエット効果を確認するにはさらなる実験が必要としながらも、人間に置き換えればジュース200ミリリットルを1日3回飲むことによって効果が期待できそうだとしていて、このお手軽さに消費者が集中したのではないかとみる専門家もいます。

このように、何か健康効果が期待できるものに消費者が殺到する現象を「フードファディズム」と呼ぶそうで、最近ではバナナなどが記憶に新しいところ。前回のバナナは、子供の大好物でないと非常に困ったのですが、今回は子供もあまり飲まないものなので、比較的冷静に現象をみることができます。

前回までは健康を扱うテレビ番組内を発端にしているのに対して、今回は研究論文が発端と少し状況は異なりますが、我々は権威ある人の意見を正しいと思い、一様にそれを実践しようとする集団行動があるマインドをいつも持っているのだと改めて思い知らされます。これは、いい方向に行くこともありますが、マイナスの方向に一斉に流れてしまうこともありえるのが恐ろしいところ。そうならないためにも、少しだけ立ち止まって冷静に判断してみるだけの時間を自分の中で取ってみるのもいいかもしれません。

いずれにせよ、今回のトマトジュースブームが今までと同じように一過性にならないことを祈るばかりです。

【参考】YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120215-OYT1T00542.htm

ラーメンができる3分間アイドルを独占

2012年1月 24日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

その昔、先輩に連れられていった秋葉原のとあるメイドカフェは自分にとって衝撃的なものでした。飲み物は至って普通の値段であり、入り口で注文するとメイド風の女性が飲み物を提供してくれます。メイドカフェに行ったことがない自分は、このようにちょっと風変わりなウェイトレスさんが飲み物を出してくれるサービスを提供してくれるのがメイドカフェなんだと理解していたのですが、実際にはそれだけではありませんでした。

見知らぬ隣の人を見ると、メイド風の女性に500円を渡し、トランプゲームをしていました。そのゲームは1回限りなのですが、それでもその時間はメイド風のウェイトレスさんを独占することができます。これ以上ないくらいにこやかな表情を浮かべ店員さんとゲームを楽しんでいる客が印象的でした。

そんなメイドカフェはその後、秋葉原の代名詞にまで成長し様々なサービスが登場していますが、その秋葉原に現役アイドルがお湯を注いでくれる史上初のカップラーメン屋が登場したというのです。現役アイドルに会えるというのはAKBで有名ですが、このカップラーメン屋では、カップラーメンの代金800円を支払い、できあがるまでの3分間、現役アイドルと会話することができるのです。カップラーメンだけ見るとものすごく高いのですが、独占料金を考慮すると800円という値段は相応の金額といえるでしょう。

このカップラーメン屋「ヌードルカフェ」では、若槻千夏、木下優樹菜、小倉優子といった有名芸能人が所属する芸能事務所・プラチナムプロダクショングループの現役アイドルがもてなしてくれるといいます。アイドルを身近に感じることができるというコンセプトは、まさにAKBのモデルと似ており、彼女たちが全国区になったことから、「ヌードルカフェ」を通じて、ファンがたくさん付きいずれ有名人になることを彼女たちは夢見ているのだと思います。

それを応援するファンとしても、胃袋を満たされるだけでなく、身近なアイドルが知られる存在になる優越感を感じることもできるので、まさに双方にメリットがあるビジネスモデルだといえるでしょう。秋葉原という街から、身近なアイドルというキーワードのお店は、つんくも提供する予定だということから、今後どのような携帯が生き残っていくのか、静観したいと思います。

【参考】oriconグルメ http://gourmet.oricon.co.jp/2006116/full/