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驚くべきバイオリンの聞き分け結果

2012年1月 05日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

テレビ朝日系列で放送していた「人気者でいこう!」から派生した「芸能人格付けチェック」は今も不定期に放送されており、司会の浜田雅功と伊東四朗が芸能人に出題される様々な「利き」テストで外した人をうまく料理して盛り上げていく番組です。

ワインの試飲、音の聞き分け、牛肉の食べ比べなどを通して格付けが行われていくわけですが、明らかにインテリと見られる人が、どんどん外していき「写す価値なし」になってしまったり、意外な人が一流芸能人に格付けされたりしたりして、見ていて面白い番組構成となっています。

そんな「芸能人格付けチェック」で毎回登場するのが、何億円もすることで有名なバイオリンの名器「ストラディバリウス」と市販の数万円のバイオリンの聞き比べ。これによって多くの芸能人が泣かされてきたのですが、番組の中では、鋭い音がする方がストラディバリウスでまろやかな音がする方が市販品だとされています。

その名器である「ストラディバリウス」や「ガルネリ」が、現代のバイオリンと大差ないとする意外な実験結果をフランス・パリ大学の研究者たちが、アメリカ科学アカデミー紀要で発表したというのです。まさに、この芸能人格付けチェックで言われていることの根幹を覆すような驚きを覚えます。

この研究チームは、国際コンテストに集まった21人のバイオリニストに協力してもらい、番組の中と同じように楽器がよく見えないよう眼鏡をかけたうえで18世紀に作られたストラディバリウスや、現代の最高級バイオリンなど全部で6丁を演奏してもらう実験を行いました。

そして、どれが一番いい音か尋ねたところ、安い現代のバイオリンの方が評価が高く、ストラディバリウスなどはむしろ評価が低かったという実験結果を得たのです。プロのバイオリニストの耳がそのように感じるのですから一般の人が、同じように感じても、もはや気にする必要は全くなく、むしろ現代のバイオリンを選択した方が耳がいいということになります。

名器というものは、その存在だけですばらしい音が出るものであるという先入観は誰にでもあるもの。手にしただけで、演奏しただけで他とは違う何かをそこに求め見いだします。音楽は音がいいという要素だけで成り立っているものではなく、そこには楽器の背景や特別な音色に価値を求める鑑賞方法もあるでしょう。

「いい音」というものが、かなり主観的である以上、この結果がもたらすことは、多くの波紋を呼ぶことになりそうです。

【参考】YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120104-OYT1T00304.htm

ストラディヴァリウスの真実と嘘 至高のヴァイオリン競演CD付き ストラディヴァリウスの真実と嘘 至高のヴァイオリン競演CD付き
(2011/05/20)
中澤宗幸

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つま先だけの五本指ソックスが今大人気?!

2011年12月 24日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

毎日寒い日が続いていますが、そんな寒さの中で今ちょっとしたユニークアイテムの人気が爆発しているといいます。それが、タイツの下に重ねて履くためのつま先のみを覆う五本指のソックスです。その名も「つま先五本指」というものであり、見た目はかなり不思議な感じがする商品となっています。

タイツや靴下のインナーとして装着することによって、見た目は完全に見えなくなり隠れたところから冷え対策として絶大なる効果を発揮してくれるといいます。このこっそり感と機能性が人気を呼び、発売後は瞬く間にリピーターが増え人気商品の仲間入りになった模様です。

では、装着することによってどのくらい暖かくなるのかということが気になるところ。筑波大学人間総合科学研究科・足立和隆准教授の協力のもと行われたサーモグラフィ実験では、一般ソックス着用に比べ、五本指ソックスの方が下肢の体表面温度の上昇が大きいことが分かったといいます。

足立准教授によると、五本指ソックスを履くと足指が別個に動き、血流の上昇を促進することによって、結果的に足部の体温上昇にもつながることが要因だといいます。

さらに、機能性の面も優れていて薄くて目立たないということの他、汗の吸収性も高いのでムレにくくなっているそうです。暖かくてムレない理想のようなソックス。見た感じ不思議な感じがする外面もインナーとして装着することから完全に無関係となることから、今のところ欠点は見当たらず、最強グッズと言えると思います。

値段も630円と比較的安価であることから、ものは試しに使ってみるのもいいのではないでしょうか。

【参考】Walker plus http://news.walkerplus.com/2011/1222/14/

2011年の漢字は「絆」

2011年12月 12日 By: rainbow Category: ニュース No Comments →

毎年恒例になっている「今年の漢字」が日本漢字能力検定協会より発表され、京都・清水寺の森清範貫主が舞台の上で大きな和紙にその漢字を書き示しました。

選ばれた漢字は「絆」です。この漢字は今年をよく表している漢字だと思います。3月11日に発生した東日本大震災を契機に、改めて家族や恋人、仲間といった人々が自分にとってかけがえのない大切なものであると再認識させられた年は、これまでになかったものでしょう。お互いに知らない人であっても、同じ境遇であったり、心から何かをしたいと思う人々は日本だけでなく、世界中が絆という1つのつながりができました。

さらに、サッカー女子ワールドカップで日本代表のなでしこジャパンが優勝しチームとしての絆が深まったり、中東の民主化で、ソーシャル・ネットワーキング・サービスによる人の絆が注目を集めたことなどが、「絆」を1位に押し上げる有力な理由となったといいます。

2位以降には、比較的震災に直結した内容となっていることから、その中でも人間の、そして日本人の心温かさを映し出す漢字が1位に選ばれたことは、さいわいだったのではないでしょうか。このような前向きの漢字が来年以降も選ばれる年にしたいと心から思います。

以下、2011年の「今年の漢字」1位から10位までを紹介します。

1位 「絆」
2位 「災」
3位 「震」
4位 「波」
5位 「助」
6位 「復」
7位 「協」
8位 「支」
9位 「命」
10位 「力」

過去の「今年の漢字」(漢検ホームページより)

1995年 「震」 (阪神・淡路大震災やオウム事件などに「震」えた年)
1996年 「食」 (O-157事件や税金と福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発)
1997年 「倒」 (山一證券などの大型倒産、強豪倒してサッカーW杯初出場)
1998年 「毒」 (和歌山カレー毒物混入事件や環境ホルモンなど“毒”が問題に)
1999年 「末」 (世紀末、「世も末」な事件の多発)
2000年 「金」 (シドニー五輪の金メダル、朝鮮半島の「金・金」首脳会談など)
2001年 「戦」 (米国同時多発テロの発生、世界的な不況との“戦い”)
2002年 「帰」 (北朝鮮から拉致被害者が帰国、リバイバルブームなど)
2003年 「虎」 (阪神優勝や「虎の尾をふむ」ようなイラク派遣問題など)
2004年 「災」 (台風や新潟中越地震、記録的な猛暑、凄惨な殺害事件の発生)
2005年 「愛」 (紀宮様ご成婚、愛・地球博の開催、各界のアイちゃん活躍)
2006年 「命」 (悠仁様のご誕生、いじめ自殺や飲酒事故など命の重み痛感)
2007年 「偽」 (食品偽装や政界・スポーツ選手まで「偽」が発覚)
2008年 「変」 (世界経済大変動、日米政治変化、生活環境の変化、気候変動など)
2009年 「新」 (新内閣発足、イチロー新記録、裁判員などの新制度、新型インフル)
2010年 「暑」 (夏の全国の平均気温が観測史上最高、チリ鉱山事故で暑い地中から生還)

【参考】
・YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111212-OYT1T00581.htm

こころの水 こころの水
(2011/12/05)
森 清範

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