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カールの中身が減る日

2007年7月 16日 By: rainbow Category: 環境問題 3 Comments →

カール

ついつい食べちゃいますよね。

ポリポリ・・・

そう、スナック菓子です。

スナック菓子の中身が少しずつ減っていることをご存じですか?
以下に原料の状況を示します。(7月16日日経新聞朝刊より)

・1月? カルビー・ポテトチップス 90g → 85g
・2月? 三星食品・のど飴     72g → 68g
・3月? 湖池屋・ポテトチップス  70g → 65g
・3月? 明治製菓・チョコ菓子   130g → 105g
・5月? カルビー・シリアル    230g → 220g
・7月? 明治製菓・コーン菓子  90g → 84g

すでに、ポテトチップスの中身は減っているんです。明日17日からはカールが減量します。ダイエットしてうれしくないものの一つですね。

では、なぜこんなことになっているんでしょうか。

それは、トウモロコシの価格高騰が影響しているのです。

以前からブログに書いているバイオエタノールの需要拡大で、その減量となるトウモロコシが世界規模で価格上昇しているのです。

たぶんこれだけでとどまらないでしょう。大豆からトウモロコシへ多くの人たちが転作し、バイオエタノールを作り出そうとしています。その結果、大豆自体の作付面積が減ってしまい、さらにトウモロコシの価格も高騰しているのです。

お菓子メーカーも袋のつなぎ目の幅を狭くするといった包装材のコスト削減に努めてきたんですが、限界のようです。価格はそのままですが、中身は減ってしまうので実質値上げといえるでしょう。

民間レベルではもうこの流れを止めることはできないでしょう。前にも書きましたが、儲かると分かっている作物を作りたいと思うのは、人間として当然の行動です。

早急に、政府レベルでの行動を起こす必要があり、さらに穀物に依存しない代替エネルギーの普及に尽力する必要があると思います。

人間は、自分に余裕がないと地球環境を考えることはできません。自分の食事に窮している状況の中で、どうやって環境問題に取り組めるでしょうか。

これは緊急を要する問題となってきたようです。

津波の被害を食い止めろ

2007年7月 15日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

津波

凄まじい破壊力を持つ自然の脅威「津波」。

死者行方不明者23万人を出したインド・スマトラ沖地震津波は、まだ記憶に新しいことだと思います。

この津波の後、日本ではサザンオールスターズのTSUNAMIが街に流れなくなってしまいました。

あまり日常生活で恐ろしいという実感を得にくい津波ですが、四方を海に囲まれた日本は常に津波の脅威と隣合わせなんです。

過去にも幾度となく津波に襲われた歴史があります。北海道・奥尻島地震をはじめ、日本海中部沖地震の津波、チリ地震の津波は、なんと1万7000キロ離れた地球の裏側からやってきました。

特に、危険地域と言われているのは、美しいリアス式海岸が広がる三陸沿岸地域です。岩手県と宮城県にまたがる三陸沿岸には巨大な宮城県沖地震が切迫し、大きな津波被害が予想されています。

地震の発生確率は30年以内で99%・規模はマグニチュード8.1。
政府機関の予測では、地震で発生する津波の高さは最大で10メートルを越す可能性があると発表しています。

地震発生から早くて30分以内で津波はやってきます。その間にいかに高台に逃げることができるかが大切です。

海の近くの人だけでなく、少し離れた人でも安全な今から自分の街の高台はどこにあるのかを把握しておく必要があります。

ペットボトルのすごい回収率

2007年7月 14日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

あなたは空のペットボトルを回収ボックスまで持っていくだろうか。

回収ボックスの近くでさりげなく観察していると、家からまとめて持ってくる人、その場で飲んで捨てていく人等さまざまだが、ボックスの中にはペットボトルがどんどんたまっていく。

キャップをはずしてラベル等をとり、つぶして入れている人は少ないが、とりあえずボックスに入れるところまでは、けっこう大勢の人が実行しているようだ。

自分も中身を洗って、キャップをとって近くの回収ボックスまでまとめて持って行っている。

 そういえば最近回収ボックスがあちこちで目につくようになった、と思っていたら、PETボトルリサイクル年次報告書(2006年度版)(PETボトルリサイクル推進協議会)にこんな報告が出ていた。

ペットボトルの樹脂生産量は1997年が約21万9千トン、2005年が約53万3千トンと約2.5倍になっており、一方回収率は16.9%から65.6%へと飛躍的にのびている。

回収率が66%というのはすごい結果だと思う。

回収されたペットボトルは、ペットボトル再生工場に運ばれ、何度も洗浄して汚れや異物を取り除いたのち、フレーク状にする。この樹脂フレークを加工し、制服・作業服、カーペットやカーテンなどの繊維製品、また近年では卵パックや果物、カップ麺などの仕切トレーであるシート製品へと再生製品として生まれ変わっている。

最近ではより品質のよい樹脂を取り出す技術が開発され、より質のよい製品を作ることができるようになってきた。「製品の質が向上してきたことや消費者の環境意識の向上で、色々な用途への展開が可能になってきている」というのが、ペットボトルリサイクル推進協議会の見解だ。

ペットボトル再生品を見ても、色がカラフルで、デザイン性も高いものが多い。ペットボトル再商品化能力も増え、現在396千トンとなっている。

高い回収率、リサイクルしやすさ、作られる再生品のバラエティなど、どの点をみても、ペットボトルは古紙やガラス、スチールやアルミといった“リサイクルの先輩”に並ぶ、“リサイクル優等生”であるといってよさそうだ。

ペットボトル回収率