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バイオ燃料使用でガソリン代が安くなる!

2007年8月 13日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

よく車に乗っている人にとっては、かなりの朗報です!

最近、ガソリンの値段がかなり上がってきていて、ドライブに行こうとしてもなかなか二の足を踏んでしまうことも多いと思います。

そんな矢先、噂のバイオ燃料を普及させようと経済産業省は、ガソリン税免除を打ち出しました。

以下、その記事を掲載します。

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経済産業省は、地球温暖化対策につながるバイオ燃料の普及を後押しする新たな優遇税制を、来年度にも導入する方針を明らかにした。

 ガソリンにバイオ燃料を混ぜた場合、バイオ燃料分のガソリン税を免除する。同省と農林水産省、環境省が共同で来年度の税制改正要望に盛り込み、政府税制調査会で本格的に検討される見通しだ。自動車などの運輸部門で、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすため、税制面で支援する。

 具体的には、バイオ燃料をガソリンに混ぜた場合、1リットル当たり53・8円のガソリン税(揮発油税と地方道路税)を、軽油に混ぜた場合は同32・1円の軽油引取税を、それぞれバイオ燃料分について非課税とする方針だ。

 3%のバイオエタノールを混ぜたガソリンは、1リットル当たり1・61円の減税となる。現在はバイオ燃料をガソリンに混ぜても、すべてにガソリン税が課せられている。

 一方、バイオエタノールの価格はガソリンよりやや高い。ガソリン価格を1リットル当たり145円、バイオエタノールの輸入価格をガソリンより1割ほど高いと仮定すると、単純計算では3%の混合燃料は1リットル当たり0・43円ガソリンより高くなる。しかし、バイオエタノール分が非課税なら逆に1・18円安くなる。

 現在、国内ではガソリンへのバイオ燃料の混合割合は3%が上限だが、今後、割合を増やす技術革新が進めば、非課税によるバイオ混合燃料の割安感は一段と高くなる。低燃費車などの自動車税を軽減する「自動車グリーン税制」と同様に、燃料についてもグリーン税制を整備して、バイオ燃料の普及を図る。

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要は、1リットル当たり3%しかバイオ燃料は混合できないので、値段的には1.18円だけ安くなるというのです。それでも1円でさえ安くなるのであれば、消費者にとっては嬉しいですよね。

バイオ燃料は、様々な問題を抱えているのですが、まずは僕たちが関心をもってこういったものを積極的に利用することが次の行動へつながるんだと思います。

問題は、混合燃料を扱っているガソリンスタンドを以下に探すかですね^^;

【出店】YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070812i102.htm

素敵な宇宙船地球号 ?讃岐うどんに迫る危機?

2007年8月 13日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

讃岐うどん

香川県内には、実に900以上のうどん屋さんがある。自分も以前にブログで書いたようにその麺、味は本当においしい。

はなまるうどんって安い!

そのうどん屋さんに逆風が吹いている。その要因は以下の3つ。

1. 原料の値段が上昇
2. 四国の水不足
3. 排水の汚染疑惑

1. 原料の値段が上昇
 原料の小麦粉が原因で値上がりせざるを得ない状況に陥っている。県内の約9割がオーストラリアの小麦を使用しているのだが、その生産量が激減している。その結果、値段が上がってしまい、4月には60円、11月には150円以上値上げを予定している。

 オーストラリアで何が起こっているのか。西オーストラリア州は小麦の一大生産地でそのほとんどは日本へ輸出されている。近年、湖が干上がってしまうほどの100年に一度という大干ばつに襲われている。その湖の一つであるウエンドリー湖では、シドニーオリンピックではボート競技も行われたにもかかわらず、今では完全に干上がってしまっている。これはエルニーニョ現象により、上昇気流が発生、オーストラリア上空に下降気流が起こり、雲がオーストラリアでできにくい状況となってしまったために起こったものであると考えられている。

この結果、例年の4割以下に生産量が激減してしまった。オーストラリア以外から輸入すれば?という疑問が生じるかもしれない。しかし、オーストラリアの小麦はうどんに適するよう開発し、進歩させ続けたため、もはや外国の小麦を使用することは日本のうどん業者にとってできないものとなっているため厳しい。コシを生む小麦は、タンパク質とデンプンの割合が重要。タンパク質が多くなりすぎると、麺が固くなりうどんとしては利用できなくなる。

2. 四国の水不足
 四国でも深刻な水不足に陥っている。早明浦ダムも貯水率が下がり、給水制限となるときもある。うどんを作るには多くの水を使用するため、大打撃となっている。

3. 排水の汚染疑惑
 ゆで汁汚染疑惑も出てきている。デンプンを多く含む排水が瀬戸内海などの海、河川を汚染すると指摘する人たちが現れてきている。個人経営が多いため何百万円もする排水装置を入れることは困難であるため大きな打撃となっている。

食糧自給率が半分もない日本で住む以上、地球で起こっている干ばつ、温暖化等の環境問題は必ず自分たちの首を絞める問題に発展するという教訓を教えてもらった番組といえるだろう。

既に、トウモロコシなども値上がりをしていて、それを原料とするマヨネーズなど様々な製品も値上がりしていると聞く。

では、そのために自分たちに何ができるだろう。飽食の時代にあって、食糧自給率を自分たちで上げることは事実上困難である現在、なぜ外国で作物を作れなくなってしまっているのかを考える必要があると思う。

そのとき、必ず行き当たるのが温暖化の問題だ。それぞれの立場でこの状況を救うことができると思う。商社に勤める方であれば大規模かんがい事業を興す、海水の淡水化事業を興す等。間違っても、バイオ燃料と称してトウモロコシを作成するといった安易な考えをしないよう気をつけることだ。バイオ燃料はその生産量が安定しないため、干ばつなどでエネルギーが枯渇する危険性があり、さらに食料作物の作付面積が激減する危険性をはらんでいる。

個人レベルでは、電気をこまめに消す、割り箸を使用しないようにする、公共交通を使う等があるだろう。大切なのは、そのような現実があるということをまずは知ること、そこから始まるんだと思う。

水は有限な資源です

2007年7月 25日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

水

先週の週刊ダイヤモンドに恐ろしい記事が書かれています。それは水についてです。

地球上にある水のうち、人間が飲むことのできる水は約2.5%しかありません。さらにそのうち、氷河になってしまっている1.8%を除くと、約0.7%しか飲むことができないのです。

中東では、海水を汲み上げて石油で淡水化しているといいます。そこまでして必要なものなのです。

自分たちは、かなり水に恵まれていると思いがちですが実はそうではないと、記事では警告しています。それは、間接的に輸入しているに過ぎないからです。

利用できる0.7%の水のうち、3分の2以上は農業用水として世界で使用されています。そこで水を大量に消費した食物を日本は輸入しているので、水不足にはならないのです。

例えば、
・牛丼1杯: 1890リットル
・チーズバーガー: 1050リットル
・フライドポテト: 25リットル
という風に、1つ作るのに大量の水を消費します。この原料を作っている国々で農業用水が必要なのです。

2050年くらいまでに世界人口は90億人になると言われていて、そのうち70億人が深刻な水不足になると言われているんです。

水は有限な資源なんです。バイオエタノールを精製するためにトウモロコシや大豆を作るのもいいですが、それによって多くの有限な水を消費することにもなってしまいます。

今こそ、海水の淡水化事業を国レベルで本格的に実施し、世界で広めていくことが大切だと思います。