あしたまにあーな

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電力需要最大に

2007年8月 22日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

今日、今年最大の電力使用量である6147万キロワットを記録し、供給量の限界を超える事態となりました。

このままではまずい状況となったため、急遽契約企業へ利用を抑えてもらう要請、塩原水力発電所を稼働させ、6400万キロワットを確保し、何とかしのいだ形となりました。

先ほど、ニュース番組のZEROで長嶋一茂さんが、サマータイムの導入、在宅勤務の推奨といった抜本的なことを早急にしないといけないといっておりましたが、いささか現実感にかけるような気がします。

まず、サマータイムを導入したとしても、使用するピーク時間は日中帯であることから、そこでの使用を抑える直接的な効果とはならないのではないでしょうか。

さらに、在宅勤務にいたってはその壁があまりにも大きすぎて、電力量削減以前に社会的な勤務態勢の変更という大きい課題となってしまいます。

今、問題なのは直近の電力量をどのように減らすのか、さらに来年といった直近の危機に対してどのように対応するかだと思います。

量を減らす対応としては、引き続き大口の顧客に対して使用の抑制を図ることが一番大きいです。小さいところをたくさん減らすよりも、大きいところを徹底的に減らすことで効果が上がるのではないでしょうか。もちろん、個人レベルでもエアコンの設定を1度上げるといった努力が必要です。

来年に向けてですが、以下できそうな事柄をあげてみました。
 ・大口の契約企業を増やす
 ・風力発電を助成し、規模を増やす
 ・他の電力会社からの緊急輸送経路を確保する
 ・自家発電(太陽光発電など)用機器への大幅な助成を行う

温暖化が叫ばれている中で、来年以降、いや今年の残りももっと使用量が上がることが大いにあり得ると思います。その際に、効果的な対応がとれるよう今こそ知恵を絞る必要があるのではないでしょうか。

ホタルの光は悲鳴!? ?夏の夕暮れに異変あり?

2007年8月 20日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

ホタル

今回の素敵な宇宙船地球号は、ホタルの危機についての警告です。

夏になると蛍が淡い光を放ち初めます。全国様々なところで、ほたるの里とよばれる場所が盛り上がりをみせるのですが、その場所の一部ではホタルを人の手によって放っているところもあります。

1匹300円程度でインターネットに売られていて、京都にはホタルのホカクのプロがいます。成虫だけで年間7万匹を出荷していると言います。

ホタルを異なった環境に持ち込むことはいいんでしょうか。売り主は、「東京から関西へ人間もお嫁さんをもらうでしょう、ホタルだって同じだよ」といいます。他の生態系、ホタルにとって道なのかという話をしているのに、なんか的外れな答えな様な気がしてなりません。

そこに警告を発する一人の学者がいます。

板橋区ホタル飼育施設で20年近く、ホタルの研究を続けている理学博士・阿部宣男は、ホタルは生れたところでないと育たないと。

さらに阿部さんはホタルの色も僕等が見ているものとは本来違うそうです。本来の光は、ゆったりとした間隔で淡い求愛光を放っていて、1/f揺らぎをもっています。それに対して、威嚇光と呼ばれる不定期に明るい光(f2二乗分の1ゆらぎ)を放つホタルが近年多くなっているというのです。

ホタルは、少し離れた場所に放たれても威嚇光を放つのです。人は、1/f揺らぎをみると落ち着き、安らぎを感じるのですが、f二乗分の1揺らぎをみると退屈や飽きを感じるのです。なので、威嚇光を見たとしても人は真の癒しを感じることはできません。

よそのホタルを混ぜてはいけない、土地にあった水や土があるのだから、他の土地では育たないんだよと諭します。

年々ホタルの住み処は減ってきていますが、人は自然の中に生かされていて、自分たちの都合によって他の生態系を脅かすようなことをしてはならないのです。

いずれ、共に住むことができるようになったとき、彼らから真の癒しと安らぎを得ることができるのです。そういった意味で、人間と自然の共生生活のバロメータと言えるのかもしれません。

屋上緑化でアツイ都市を冷やせ

2007年8月 14日 By: rainbow Category: 環境問題 1 Comment →

屋上緑化

この夏は猛暑日が続き、近年にないほどアツイ毎日が続いています。

都市部においては、冷房から放出される大量の温風やアスファルト、コンクリートによって60度を超える熱い地面になってしまっているのです。

そんなヒートアイランド状態の都市に、今少しずつ変化が起きているのです。

それが、屋上庭園プロジェクト。

ビルの屋上に緑の植物を植えることによって、地面温度を下げてビル自体を冷やすことができます。それによって、ビルの冷房効果を上げ、結果としてエネルギーを削減することができるのです。

企業には今、環境問題への取り組みが社会的に求められており、屋上緑化は省エネによるコスト削減の他、CO2の削減によって、京都議定書の内容まで効果を上げることができるのです。

今、駅ビルのルミネを初め多くのビルの屋上には、緑化が進んでいて、集客効果も期待できる他、新しいビジネスになり得ると期待されています。さらに助成金もでることから金銭的な負担を抑えることも可能です。

もちろん、屋上緑化はイニシャルコストだけでなくランニングコストもばかになりません。イニシャルで数千万円かかり、さらに継続的に維持するためには数百万から1千万単位のコストがかかります。ただし、上記メリットを考えた場合、ただ眠らせておくのであれば絶対に実施した方が費用対効果があると考えます。

これから、CO2の排出権取引も活発になることでしょう。そうなった場合、他の企業にCO2排出権を売り、その売却益も得ることができます。さらに省エネ効果、CSRへの効果などプラスに働く要素も大きいのではないでしょうか。

環境問題もこのようにビジネスメリットがあることによって、結果的に改善するのであればWin-Winの関係になることができ、相乗効果で住みやすい都市を形成することができるのだと思います。