電動歯ブラシは動かしてはいけない
面倒くさがり屋の自分が2年前に購入した電動歯ブラシは、今静かに洗面所で時を過ごしています。最後に使用したのはいつだったか、もう思い出すこともできないくらい休眠状態にあっても、「いつか使うのではないか」という思いから、奥さんに置いておいてもらっています。時々子供も「パパ、あれなぁに?」と聞いて来ていたのですが、それもなくなって久しくなっております。
そんな電動歯ブラシですが、パナソニックから発売された電動歯ブラシが250万本を超えるヒット商品になるなど、今脚光を浴びているといいます。最近では音波並みの細かく1ミリ前後で振動するものが主流だそうです。ただ振動するだけでなく、手磨きで推奨されているような、余計な圧力を歯にかけず横磨きする方法を実現していて、かなり使い勝手も磨き上がりも向上しているそうです。
ただし、電動歯ブラシには正しい使い方というものがあり、多くの人はそのただし使い方できておらずに挫折するかしばらく違和感と戦っている様子。そんな自分もその一人でした。そこで今回は電動歯ブラシの正しい使い方について紹介したいと思います。
◆ ブラシの当て方
ブラシを歯と歯肉の間に45度の角度で、歯肉を傷つけないように毛先が触れる程度に当てます。奥歯のかみ合わせ部分は水平に、前歯の裏は縦向きに向けます。
ここでのポイントは、手を動かさないこと。手で磨く時みたいに動かしてしまうとせっかく振動している効果が落ちてしまうのです。
◆ 移動速度
上記のように1本ずつ歯に当てて、2秒程度固定させて磨きます。この程度で十分なのです。永久歯は28本あり裏表磨くとして合計2分ちょっとで終わるのです。
慶應義塾大学医学部の中川種昭教授によると、歯と歯肉の境界の汚れの除去率は手磨きの場合に50%弱であったものが電動歯ブラシ(音波)にすることによって、60%弱にまで向上したという結果も出ているといいます。
こうしてみてみると、楽に効率的に歯を磨くのであれば電動歯ブラシは非常に有効な手段だといえるのです。上記のように正しく使えば、歯肉をいためることもないとのことなので、今一度使ってみようと思っています。
【参考】be on Saturday 2011/09/17
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