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知名度の低い「ロコモ」の恐ろしい実態

2010/10/26 Category: ヘルスケア

「ロコモ」

まず、この字を読むことができますか?ロモコモでもドコモでもロコモーションでもありません。自分は始め、「クチコモ」と読んでしまうくらい全くこの言葉を知らなかったのですが、ロコモとはロコモティブシンドロームの略だそうです。シンドロームということは何らかの症候群ということなので、怖いものだとようやく分かるのですが、同じようなレベルの人はたくさんいるはずです。

ロコモは、日本整形外科学会が2007 年に提唱したもので、筋肉や関節、骨などの運動機能が衰え、いずれ寝たきりになるリスクの高い状態になることをいいます。ロコモが恐ろしいのはどんどん連鎖的に体が動かなくなっていくことにあります。

腰が痛いとどうしても動かなくなる

身体を動かさなければ肥満になる

肥満になれば膝が痛くなる

膝が痛いとさらに動かなくなる

これをロコモ連鎖といいます。メタボのように見た目で肥満体型であることがわるのであればいいのですが、ロコモは骨の部分がどんどんやせ細っていくことから自覚症状がないといいます。

この恐ろしいロコモは、40歳以上の女性の約8割が疑いがあるそうです。女性は女性ホルモンの影響で30歳頃から筋肉が減り、40歳頃からは骨が減るといわれています。閉経により女性ホルモンが減ると骨の破壊ばかりが進み、骨密度が急激に低下し、60代半ばを過ぎたあたりから、いつ大腿骨頚部骨折を起こしてもおかしくない状態になってしまうというのです。

そこで、誰でも起こりえるロコモの簡単なチェック項目があるというので、引用したいと思います。

1、片脚立ちで靴下がはけない
2、家の中でつまずいたり滑ったりする
3、階段を上るのに手すりが必要である
4、横断歩道を青信号で渡りきれない
5、15分くらい続けて歩けない
6、2キロ程度の買い物(1リットルの牛乳パック2個程度)をして持ち帰るのが困難である
7、掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど家のやや重い仕事が困難である 

この中でひとつでも当てはまれば、ロコモが疑われるといいます。筋肉は安静にしていると一週間で10?15%低下するといい、休日は家でごろごろしていたり、身体を甘やかしている人は、今は健康でも将来的にロコモになる可能性は高いのです。

そんなロコモに成らないためには、日頃から筋肉トレーニングをしたり、体を動かすことが大切です。それによってメタボも解消することができるので一石二鳥といえます。運動前後にストレッチを行なって体の柔軟性を高め、カルシウムの多い食品を食べるようにします。

これらは、昔から言われてきたことではありますが、ロコモという今まで知らないような症候群がわかり、漠然と体を動かさないのは良くない、骨が細っていくという症状をしっかりと裏付けた形といえます。一生付き合う大切な体なので、いたわりながら強くありたいものです。自分も来年の人間ドックまでに柔軟性と持久力をつけるように、先生に言われているので頑張りたいと思います。

【参考】livedoorニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/5094449/

ロコモティブシンドローム-実践!ロコモーショントレーニング ロコモティブシンドローム-実践!ロコモーショントレーニング
(2010/04/26)
中村 耕三

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