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人はどこまで速く走れるか

2010/01/27 Category: ニュース

人間はどこまで速く走れるのでしょうか。そんな疑問は昨年から今年にかけてとある選手の活躍をきっかけとして多くの人が考えた疑問なのではないでしょうか。その選手とはジャマイカのウサイン・ボルト選手なのですが、1991年にカール・ルイスが9秒86を記録してから約20年もの間に0秒28もの記録が短縮されたことになります。この比率でいうと2030年には9秒29という記録も夢ではなくなるかもしれません。

そこで始めの疑問に戻ります。その疑問に対して真剣に研究したのがアメリカ・サザンメソジスト大などの研究チームでした。彼らは人類が走って出せる速度の限界は、平均時速は約50キロメートルで瞬間的には約69キロメートルにもなるという結果を発表しました。秒速でいうと平均14メートルだというのですから、この速度を始めからキープするとき人は7秒14で100メートルを走ることになります。

人が走るときにこれ以上の速度が出ない要因となるのが地面に足をつける時間に限界があるからだそうです。通常は地面に足をつけている間に地面をいかに強くけるかが重要になります。地面をける力自体はどんどん大きくすることができますが、地面に足を付けていることができる時間は最小で0.11秒が限界だというのです。これによって人間の走る速度に限界が生じてしまうことになるのです。

ちなみにウサイン・ボルト選手の平均速度は約37.6キロメートルだといい、理論値よりもまだ少なく記録は伸びる余地があるといえます。しかし、近い将来どんなに速く走っても伸び率は徐々に小さくなっていき、いつかは100分の1秒単位では計測が足らなくなるのではないでしょうか。そのときF1の世界のように1000分の1秒単位で100メートルの争いは繰り広げられるようになる日も来るかもしれません。

【参考】時事ドットコム

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