自分を磨く読書術
書店にいくと実に多くのビジネス書が並んでいて、それらは非常に魅力的な題名だったりします。「なりたい自分になれる」「仕事が夢のように片付く」「判断が迅速に行える」など、本当にそこに書かれていることを実践できればスーパーマンになれるのではないかと思えるほどのものが多いことがわかります。
それらの題名に引き寄せられて、購入して実際に読んで納得はするのではすが、すぐに忘れてしまいビジネスの世界に生かしきれていないのが現状です。どうせならせっかく購入した本なのですから何かしらの知識を仕事で生かしたいと思いますよね。そこで、仕事に生かすためのコツについてまとめてみました。
ビジネス書を生かす読書の心得
◆読む前に
・達成したい目標を設定する
- 新入社員であれば「時間管理術」や「会計基礎」などの基礎固めなど
- 中長期的なキャリアを考える場合、自分の今のポジションの一つ上になったときに必要な知識を学ぶ
・書籍の購入はインターネットなどの書評も参考にする
◆読むときは
・重要な箇所に付箋を張ったりボールペンで書き込んだりする
・スピードを重視する人は本の端を折るだけでも構わない
・必要な部分以外は読まない。達人は1冊30分から1時間程度で読み終える
- 1つか2つ本から学ぶことがあればいいと考える
◆読んだ後は
・重要な部分はノートやパソコンにまとめて自分だけの参考書を作る
・ブログなどに書評を書いて読書日記を公開する
・読んだ内容を人に話すとさらに記憶への定着が図れる。
このように、ある程度のスピード感をもって読書に当たらないと購入したときの熱も冷めてしまう可能性があります。自分が習得したいと強く願ったときが一番吸収しやすい時期なのですから、速読ということではなく今までに自分が知っている知識の部分は読み飛ばして、知らないところに注目してそれを書き留めておくことが一番大切なのです。その上で、自分が習得した内容を使えるかどうかを省みるといいと思います。
【参考】日経Plus1 2009年5月2日
ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書) (ディスカヴァー携書) (2008/09/15) 小宮 一慶 |
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