コンビニ弁当は禁止?!
「弁当を買うのは控えて、できるだけ仕出し弁当にしてください。」
もし会社からそのようなことを言われたらあなたならどうしますか?しかし、これは冗談ではなく現実として起こっている出来事なのです。不景気も手伝って外食よりも安く抑えることができる弁当をお昼に食べる人が数年前より明らかに急増しました。それによって企業側としてはその弁当の空容器の処分に困っているというのです。家庭でのプラスチックゴミの多くは分別によってリサイクルに回されることが多いのですが、オフィスでのゴミは食べ残しが多くその数も半端ではないため再資源化が難しいようです。
環境問題が叫ばれる中、廃棄物を少しでも削減することが企業としても求められているのですが、プラスチックゴミという思わぬ伏兵によってゴミ量は増加の一途をたどっています。この問題に対して企業側もただ手をこまねいているだけではありません。実に様々な方法で弁当のプラスチック容器の先限に取り組んでいます。その一例は次の通り。
■弁当自体をなくす施策
外食を促すためにクーポン券を配布したり、仕出し弁当を推奨するパターンがこれにあたります。中には仕出し弁当を予約するシステムまで導入しているところもあるほど。
■罰則を設ける施策
弁当がらを社内で捨てると「環境税」として10円の罰金が科せられる等のパターンがこれにあたります。誰が捨てたかを確実に把握するためにはゴミ捨て場に誰かが張っている必要がありそうです。
■分別を促す施策
職場で出たゴミを家庭並みに細かく分類するパターンです。ある意味一番正しい姿がここにはあります。これがみんなでできればこのような問題は発生しないんですよね。
■持ち帰りを促すパターン
各自で弁当がらを持ち帰ってもらうパターンがこれにあたります。会社帰りにみんなが弁当がらを持って帰宅している姿はなかなか面白そうです。もちろん途中で捨てるなんてコトはしてはいけません。
しかし、これらの施策も一長一短で効率的にコストをかけずに行っているところは皆無だそうです。利用者にとっては、安くお手軽に食べるために利用しているコンビニ弁当にもかかわらず、それで罰則が与えられたり、手間ひまがかかってしまってはその利便性は下がってしまいます。そこで、自分も施策を考えてみたいと思います。
それは、「社員食堂」です。自分も含めて社員食堂があるのにコンビニ弁当や外食をしてしまうのは、社員食堂の味が美味しくなく、さらにものすごい列に並ばなくてはならないためであると考え、そのマイナス面を徹底的に排除し、安くて美味しい、さらにはやく食事ができゆったりできる社員食堂を提案いたします。
自社で経営するのが厳しいのであればテナントをいれてもいいでしょう。いずれにせよ、美味しくて市価よりも大変安い食堂があれば、外で弁当を買ってくる人も囲い込むことができると思います。さらに決済をFelicaカード形式にすることで、お金がなくても食べることができてさらにポイントが付く、毎日のカロリーを管理できるなどの特典があるとよりいいでしょう。
このように社員食堂の充実によって、コンビニまで買い物に行かなくても安くて温かくて美味しい食事をとることができるし、弁当がらの削減にも寄与することができることから、余計なゴミ処理稼働を削減することができるのではないでしょうか。
【参考】日本経済新聞 2月2日
環境にもお財布にも優しい、お弁当を持って行こう!!
象印 保温弁当箱『お・べ・ん・と』SZ-CB…
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