風林火山 第49回 「死闘川中島」
終盤に来て怪しい人物が出てきました。その名もおふく。
ある意味このおばばは、頭がいいと思います。彼女が現代に生きていたらすごいお金持ちになれていたんでしょうね。向こうから訪れた勘助だけでなく、自分で出向いてまで宇佐美に情報を売るという根性を見せます。
妻女山をもぬけの殻にして、逆に霧を利用した宇佐美の完全なる読みによって、武田軍は崩壊の危機にさらされることになります。こうなったときに、自分の力を過信し自分がこの状況を打開するんだという武将が登場し、討ち死にするパターンに陥るわけですが、前回村上義清との上田原の戦いでは、板垣と甘利を失いました。今回は、武田信繁と諸角が犠牲になるのでした。
改めて戦国の時代は、勝てば英雄にそして負ければ首を討ち取られる無惨な死に方を強いられる過酷な世界であることを実感させられます。
啄木鳥の戦法を選択した際に、真田幸隆は山に攻める人数が多すぎるのではないかと疑問を感じますが、勘助はそれを一蹴します。この演出はかなりあっさりしていましたね。もう少し戦ってもよかったのに。
真田たちが山を下るまで、どのように守り抜くのでしょうか。次回はいよいよ最終回です。かの有名な場面もでてくるんですね。なんだか寂しい気がしてなりませんが、心してみたいと思います。
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コメント by 一言居士!スペードのAの放埓手記 | 2007/12/10 00:01