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危険な「家に帰りたくない病」

2008/12/09 Category: ビジネス

初台関谷クリニックの関谷透院長によると、「必要もないのに会社に居残ることから始まり、退社してもまっすぐ帰宅せず、飲み屋やネットカフェなどで時間をつぶし、家族が寝静まったころ、こっそり帰宅する。さらに進むと、カプセルホテルや個室ビデオなどに泊まって、そのまま出社することを繰り返す」といったパターンを繰り返してしまう人が増えているそうです。

このように本当は帰りたいんだけど帰れないという症状が現われるのは、40代から50代に多く出る「軽症うつ病」の一種ということで、抑うつ気分、意欲低下、不眠や食欲不振といった症状が本物のうつ病に比べて軽度なので、不調を訴えてもあまり仕事や生活面には大きな支障をきたさないので初めのうちは分からないのですが、軽度のうちに治してしまわないと大変なことになると言います。

発症の原因として、
・仕事がうまくいっていない
・出世が止まっている
・同僚や後輩が上司になっている
という風に、職場のストレスが大きく関係しているのですが、それだけでなく家庭にも問題があるそうです。

特徴としては、「これといった趣味をもたず、生真面目な仕事一筋タイプ。仕事や付き合いに追われ、それまで家庭を顧みなかった人が、いざ家庭に安らぎを求めても自分の居場所がない。妻からは給料や出世のことで小言をいわれ、子供には無視される。家族と顔を合わせること自体が苦になってしまう」といった状況にある時。

治療では家族へのカウンセリングも重要で、基本的には抗うつ薬を服用するのですが、家庭から離れた方がいい場合にはナイトホスピタルを利用し、そこから会社に通う保険の利く医療システムのことで、玄関先で一度立ち止まりタメ息つきながら家に入るようなら要注意が必要です。以下のチェックリストで自分が大丈夫かどうかを再度確認してみましょう。

<「帰宅拒否症」チェックリスト>

(1)仕事だけが生きがいだ
(2)仕事がうまくいっていない
(3)生真面目で要領が悪い
(4)小心なため、もめごとが嫌い
(5)特定なことに恐怖心を持ちやすい
(6)趣味もなく、スポーツもしない
(7)出世が止まり、給料があがらない
(8)妻が出世や収入についてうるさい
(9)妻は出勤時に見送らない
(10)妻や家族との会話が乏しい
(11)妻が健康管理にうるさい
(12)子供に受験生がいる
(13)子供に勉強を教えるように強いられる
(14)子供にバカにされている
(15)家では居場所がなく、気が休まらない
(16)家庭の中で無視されている
(17)社宅住まいである
(18)なにかと近所と比較される
(19)いつも小遣いに困っている
(20)財布のヒモは妻が握っている

このなかで10項目以上当てはまる場合は要注意が必要だそうです。心の病気は知らないうちに進行してしまうことが多いので、ストレスが溜まっているなと感じたら、日頃から気分転換をすぐにしないといけませんね。自分も気をつけたいと思います。

【参考】ネタりか
http://netallica.yahoo.co.jp/news/57907

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