最高の言い訳とは?
最近、企業の不祥事がすごく目立っています。
とある高級料亭の例で言うと、会見の内容が二転三転し最後にはコソコソ話がマイクに拾われてしまう始末。疑惑はかなりの確率で真実だったりするのですから、企業としてもまた個人としても言い訳をするときには、素直に認めた上で、自分がどうするかを相手に分かってもらうことが大切なんだと思います。
では、サラリーマンの言い訳の極意とは何でしょうか。話し方研究所の福田健会長の話を紹介します。
「あるレストランでの出来事です。若者グループがやってきて食事にガラスが入っていると怒り出した。すると女性店員が『申し訳ございません!』『すぐ病院へ行きましょう』と大声ですっ飛んできた。この迫力に若者は気後れし、それ以上は言えませんでした。全身全霊で謝り、相手の機先を制する方法もある」
コツはなんと言っても“間”だといいます。
恋人とのデートに遅れた際、「ごめん、出がけに電話が来て」と続けて言うより、「ごめん……」「何で遅れたの?」「電話が来て……」と手順を踏むと、言い訳が説明に変わるらしいです。時と場合によると思いますが。
彼が挙げる最高の言い訳のポイントは以下の5つ。
(1)謝罪コメントは文頭
(2)主観を入れず、事実を説明
(3)カラダ全体を使う
(4)気の毒に思われるほどしょげ返る
(5)今後の対処法を説明
本当にこれが効くのかどうかは分かりませんが、大切なのは相手に自分の謝罪を理解してもらうことなんじゃないかと思います。それを実践することができた企業、例えば松下電器のストープやジャパネットたかたのような企業は後に好印象の企業となって、雨降って地固まるんですよね。
【参考】日刊ゲンダイ
好感度が300%UPする「謝り方」―人生が180度好転する「ピンチをチャンスに変える法」 (リュウ・ブックスアステ新書 26) (2007/01) 福田 健 |
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