時代を映し出す車内広告
電車に乗っていると目が行ってしまう車内広告。
その車内広告を1ヶ月掲載するのに、約100万円から200万円ほどかかりその路線を利用する乗客が多いほど高くなる傾向になります。比較的高価であることから、景気や時代が車内広告の世界にも反映しているようです。中吊りの部分に関しては週刊誌や鉄道会社の広告が比較的固定枠として割り当てられているのですが、中でも世相と共に変わっていくのが窓上の広告です。
先日、電車の中で見つけた車内広告のジャンルは、不動産物件、消費者金融、法律事務所、墓地案内というものでした。まるで何かを連想させるような並びになっていますが、意図的に並んでいるというよりは、このようなジャンルの広告が非常に多く種類も豊富なことがわかります。
かつては、遊園地や旅行といった楽しいレジャー関連の広告が多かったのですが、景気のせいなのか、そういった広告は影を潜めてしまいました。また大学の広告も減少傾向にあるように見えます。大学に入りたいと思う人が、車内広告で決める要素はあまりないように思えますが、効果がどの程度あるのか気になるところではあります。
今後、景気が上向いていく中で車内広告が華やかで楽しい情報を自分たち乗客に提供してくれるようになるまで、今しばらく我慢したいと思います。
看板の魅力で集客力がアップする―地域一番店になる!そのコツ、プロが教えます 効きめ抜群!即効性あり!しかも格安! (2004/11/30) 小山 雅明 |
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