龍馬伝 第40回「清風亭の対決」
いつも思うのですが、逃げ隠れしない龍馬が様々な追っ手からどうして逃れることができるのかすごく不思議です。今までそれを公言していて、新撰組、土佐藩などから追われていたにもかかわらず、そういった人たちから逃れなくても生き延びるだけでなく、事態を好転させてきました。
そして今回も、馬関の戦いを終えて一番龍馬を捜していると思われる長崎へ戻ってきた龍馬は、始めは小曽根さんのところに身を隠していたのですが、弥太郎が探しているという話を聞きつけるやいなや、その弥太郎の前に登場します。
そればかりではなく、なんと探している張本人である後藤象二郎と会談するに至ります。結果的に龍馬はこの会談でも今までと同じように事態を好転させ、薩長の間に土佐を要として参加させる手はずを整えることになります。
ここまで少し間違えば命を落としてしまう場面を、難なく乗り越えることができるのは、何か特別な才能があるかそれともものすごい強運の持ち主かでしょう。以前も感じたことなのですが、歴史上の人物は、切腹などをして名誉のために亡くなってしまっても、その後の社会に大きな影響を自ら及ぼし続けることはできません。なので、生きてなんぼなんだと思います。
そう考えると、龍馬は最後のセクションになって、歴史に名を残す仕事を人生の集大成として次々と行なっていきます。これも、それまで生き続けてこられたからというのが一番大きな要因なのでしょう。まさに生きるか死ぬかの真剣勝負という今では考えられない状況におかれていたことを考えると、ある意味刺激的な人生だったのだと思います。
今回は、この後藤象二郎との場面のためにすべてが伏線になっていたような内容でした。その表舞台に弥太郎も登場し、土佐商会の苦労や、龍馬探しの苦労をすることになります。始め後藤象二郎に80万両の工面の話をされたところで、坂本と言ってしまいそうになったところ、「3年待っていただければ」と慌ててあり得ない返答をする当たり、必ず1回は自分たちを笑わせないといけない使命感を感じます。
これは岩崎弥太郎としての実像なのか、香川照之さんのキャラなのか分かりませんが、次回もシリアスな場面が続くと思いますが、どのように笑いの要素を盛り込んでいくのか楽しみです。
最後に、弥太郎のナレーションで龍馬が暗殺されるまであとどのくらいか、1年からのカウントダウンが始まっていますが、今回はそれが10ヶ月。着々と「その時」がやってきます。
◆龍馬伝紀行◆
坂本龍馬ゆかりの地
長崎県長崎市
- 土佐商会跡
- 後藤象二郎邸跡
- 清風亭跡 万屋町
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