塗り薬の「適量」とは
これからの季節、肌のかゆみや痛みを感じることがどうしても多くなります。蚊に刺されたり、日焼けしすぎて軽いやけど状態になったり、肌を痛めてしまった時に利用するのが塗り薬だと思います。
その塗り薬ですが、チューブ型になっているものやキャップを外してそのまま塗るキンカンのようなもの等色々な種類がありますが、どのくらい塗っていいのかよく分からない説明書きのものが多いのが分かります。自分の家にある塗り薬には「1日数回、適量を塗布する」と書かれています。この「適量」というのはどのくらいの量なのでしょうか。料理の世界などでも使われる適量という言葉。人によって全く解釈が異なり、場合によっては多すぎてしまったり、少なかったりすることになります。
キンカンのように直接肌に塗る液体タイプのものの場合は、何となく全体に塗った感じがつかめやすいので分かるのですが、チューブ型の塗り薬の場合、まずは手にとってから何度かに分けて塗ることが多く、多く出し過ぎてしまったり少なすぎてしまったりすることが少なくありません。
そんな「適量」についてついに理解できる説明を見つけ出したので、紹介したいと思います。とある皮膚科医院の院長先生によると、適量とは、以下のような量を目安にするといいます。
「人差し指の先から関節1つ分のクリームを出すと、0.5グラム程度になり、この量で両手のひらの面積をカバーできる」
この時、あえて塗り込むようにする必要はなく、薄くのばして使うといいとアドバイスしています。所定の回数を超えて塗っても効果が劇的に上がることはなく、逆に副作用など弊害もあるので、特に処方箋の場合には医師の指示に従って利用するのが一番だと思います。
【参考】日経Plus1 2010/07/03
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