あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > 日記 > エアコンの除湿は冷房よりも高い?!


エアコンの除湿は冷房よりも高い?!

2009/07/10 Category: 日記

ジメジメするこの時期、エアコンは欠かせないアイテムとなっています。この記事を書いている今もエアコンは元気に活動中です。そんなエアコンですが、今はさすがに暖房は使わないと思いますが、その他に除湿と冷房という機能は付いていると思います。みなさんはどちらの機能を使いますか?

自分の中ではジメジメしていていても暑くてもほとんど冷房を使用し、除湿機能を利用することが滅多にないのですが、このあたりの利用方法について東京電力が鋭く調査をしたそうです。その調査結果によると、ジメジメ蒸し暑い時は約60%の人が「除湿」モードを選択するとのこと。その理由としてあがっているのが、「電気代が安いから」や「冷房は湿気がとれないから」といったものでした。

この話を聞くだけだと確かに、この理由はもっともだなと感じてしまいます。除湿モードの方が電気代が安くすみそうですし、除湿という専門モードであることから考えても当然冷房よりも除湿効果が高いのだろうと想像することができます。しかし、東京電力によるとこの考え方は一概に正しいわけではないそうです。

◆冷房と除湿の仕組み
そのことを知るには、冷房と除湿の違いについて知っておく必要があります。
・冷房
空気の温度を大きく下げることによって、除湿量を増やしています。一般に空気を冷やした方がより水分を空気中から取り除くことができます。中学生の頃に習った飽和水蒸気量の違いですね。
 
・除湿
空気の温度をできるだけ下げずに湿度だけをとろうとするものであり、どうしても冷房よりも除湿量は少なくなりがちです。ただし、除湿の方法には弱冷房除湿と再熱除湿という2つの方法があり、前者は温度をあまり下げないため除湿量は少ないのですが、後者は冷房と同じように空気の温度を大きく下げて空気中から水分を取った後、その空気を再度暖めてから放出しています。これによって温度をあまり下げずに済むのです。

最近の新しいモデルや少し古くても上位モデルでは、除湿として再熱除湿を採用しているということで、効果の高い除湿を提供しているのです。ちなみに我が家のエアコンは弱冷房除湿でした。

◆コスト比較
設定温度を24度に設定したときの冷房、弱冷房除湿、再熱除湿のコストを比較してみると、1時間あたり、冷房が11円、弱冷房が4.1円、再熱除湿が14.9円になるという実験結果が発表されています。これだけ見ると、弱冷房除湿が最もコスト的にお得であることが分かりますが、その分効果を十分期待することはできません。とにかく冷やしたいのであれば冷房を、湿度をすぐに下げたいけど温度は下げたくないのであれば再熱除湿を、軽く除湿してコストを抑えたいのであれば弱冷房除湿機能がそれぞれついているエアコンを検討してみるといいのではないでしょうか。

このように除湿にも様々な機能があることがわかるので、自分が普段どんな利用をしたいのかを考えながら選択したいものです。このような調査結果がもっと広まって消費者が正しい知識を持って高い買い物であるエアコンを選べるといいですね。

【参考】
・東京電力 http://www.tepco.co.jp/cc/press/09070903-j.html


再熱除湿で寒くしないで快適に除湿[エコポイント対象]【送料無料】東芝 ルームエアコン 大晴…




コメント

*



トラックバックURL