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熱中症から身を守れ

2009/07/08 Category: 子育て

暑い季節となりましたが、夏に外に出て子供と遊んでいるときに気になるのが熱中症です。毎年、一番の暑さを伝えるニュースで取り上げられるのが水の事故と先に挙げた熱中症だと思います。一日中クーラーの効いたところで涼しく過ごすだけでなく、正しく熱中症に対する知識をつけて、楽しい思い出をたくさん作りたいものです。そこで、今回は日経Plus1の記事の内容をもとに、勉強してみたいと思います。

◆熱中症とは?
熱中症とは、暑い場所やたくさん熱を作り出すような状況によって、人間が生理的にもっている体の温度調節機能の限界を超えてしまって体温が上昇してしまうものをいいます。暑い時期だけではなく、寒い時期にも起こるといわれています。これは脱水などの影響で体温の調節機能がうまく働かなくなることによるとのことで実際に11月にも死亡事故が起きているというから驚きです。

◆熱中症の分類
熱中症は大きく3つに分類することができ、徐々に状況は悪くなっていきます。以下にそれぞれの状況を示します。
・熱けいれん
汗をたくさんかいたにも関わらず塩分を補給しないと塩分が欠乏してしまいます。これによって、筋肉にけいれんが走り腹痛や嘔吐、口の渇き、めまい、頭痛が出ることがあります。衣服を脱がして涼しい場所に移動し、塩分を含む飲み物を飲ませます。

・熱疲労
汗をかくことによる脱水に加えて、体の放熱反応が追いつかない状況になってしまい、体温が41度程度まで上昇します。これによって血のめぐりが悪くなり結果として激しい脱力感におそわれることになります。とにかく涼しい場所に移動することが大切です。

・熱射病(日射病)
幼児や老人、病人は周囲の温度が高い状況が長く続くとかかりやすいといいます。室内で寝ていてかかることもあり、室温が25度以上、湿度が70%以上だと危険レベルだそうです。出血、けいれんなどのショック状態、意識障害、おかしな言動や行動がみられます。こうなったら体温を下げると同時にすぐに救急車を呼ぶ必要があります。

このように、夏にかかりやすい熱中症は大人であればおかしいなと感じたら、すぐに自分で涼しい場所に移動したり、スポーツ飲料などで水分や塩分を補給したりすることができますが、小さな子供の場合にはそうもなかなかいきません。その結果、状況がどんどん悪くなってしまうことも考えられます。大人が置かれている状況をしっかりと把握し、いつも以上に無理をさせないことが大切です。外だけでなく部屋の中でも暑すぎないか、塩分を含んだ水分を十分に与えているかをチェックしたいものです。

【参考】
・日経Plus1 2009年7月4日
・熱中症、熱射病、日射病のホームページ http://www.heat.gr.jp/


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