受験生の夏を支える親の心構え3ヶ条
夏を制するものは受験を制すると受験生の頃は言われ続けていました。本当の受験はまだまだ先なのですが、夏期講習の大切さは自分が浪人生になった頃にすごく痛感したような気がします。とにかく、基礎の部分を徹底的に築き上げ自分の土台となる部分を完璧に仕上げるのには夏休みという時間は本当に大切だったのです。
そんな思い以上に気合いが入っているのが親ではないでしょうか。とある日の日経新聞で、夏期講習直前の小学校6年生の父母に向けて筆者は親に求める3ヶ条を伝えたそうです。その3ヶ条を以下に示します。
1. ハイテンションで夏を迎えてはいけない
これから3つをお伝えするというと、親はみんなメモを取ろうと必死になったそうです。そこにその一言。大変ユーモアに溢れていますが、言いたいことはかなり合理的です。子供も大切なのは分かっている。それに親の思いが上回ると必ず空回りして子供にも精神的負担を与えてしまうのです。
2. ちょっとガマンすれば実現可能な約束を交わす
朝起きたら30分の計算ドリル、ゲームは1日1時間以内などできる約束を交わします。小さいけど最後までやり遂げたという達成感を得ることができます。
3. 親も誓いをたてる
その代わり子供だけでなく大人も何か子供に約束をしてチャレンジするといいといいます。これにより、一緒に頑張っているという共同意識を親子で持つことができるのです。
先が見えにくい時期だからこそ、見える先の目標を作っては潰していくやり方が一番簡単で、モチベーションの維持につながります。学習塾や家庭教師など他人に任せるだけでなく親としても子供のために、一緒に頑張る姿を見せることによって、子供からの信頼をより強いものにすることができるのではないでしょうか。
【参考】日本経済新聞 2009年7月20日
親子で乗り切る 中学受験メンタル強化書 (2007/11/20) 高畑好秀 |
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