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世界の水は日本が守る

2008/11/01 Category: 環境問題

世界中で安全な飲料水を飲むことができない人はJICAの報告によると約11億人もいるそうです。日頃蛇口をひねるといくらでも水を飲むことができる自分たちには分かりませんが、きれいな水というものは手に入りにくいものだということが分かります。

開発途上国での水の取得方法は、井戸を掘って地下水を取得する方法の他、海水を淡水化する方法がありますが、淡水化技術のリーダーは我らが日本だそうです。こういう話を聞くと自分は何もしていないのですが、なんだか嬉しくなりますよね。

淡水化技術の中で重要なものの一つとして「逆浸透法」という方法があり、その逆浸透法で使われる水処理膜の日本企業における世界シェアはなんと7割を超えているといいます。この技術は、特別な膜で塩分などをろ過して真水を得る方法で、この膜が電子顕微鏡でも見えないくらいの小さな穴でできているそうです。

海水の淡水化は、このほかに海水を沸騰・蒸発させて真水を得る「蒸発法」があるのですが、こちらは多くのエネルギーを使いコスト的に割に合わないので、一部のエネルギーがたくさん有り余っている中東の国以外では使われていないそうです。

海外だけでなく、日本でも福岡や沖縄、瀬戸内海の島などで使われていて、今後は海水の淡水化だけでなく下水の処理など、どのような水でも真水にできるような仕組みを構築することができるのなら、もう水不足の心配もいらなくなるかも知れません。

この淡水化システムをより安価な価格で普及すれば、もはや水を得るためのダムはいらなくなるのかもしれませんね。そういう意味で、これから自分たちの生活を一変させる可能性のある技術であるといえると思います。

【参考】R25 No.214


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