異年齢保育のメリットとデメリット
最近子供の社交性の高さに本当に感心することが多くなってきました。いつでも誰とでも仲良くすることができ、上の人からはかわいがられる彼ですが、2,3歳上のおにいちゃんやお姉ちゃんが好きなようで、くっついていって一緒に遊んだりしています。
そんな年齢がいくつか違う子供が同じクラスで過ごすという異年齢保育というものが徐々に広がりつつあるようです。実際にやってみると、上の子供は下の子供の面倒を見てくれて、しっかりとした立場をわきまえるし、それに対して下の子供は従うそうです。また、遊びの面では、その楽しさが一番分かる下の子供が主導権を握るということもあるといいます。
少し前から、このような異年齢保育はあったそうでが、最近急速に増えている理由は少子化で人数編成の関係上やむを得ずということもありますが、それ以上に年齢の違う子供達が交流する場が急速に減っていることが背景にあげられるようです。
この異年齢保育ですが、一概にいい面だけではないことから、自分がこういった幼稚園や保育園を選択するかどうかは、ゆっくりと決めてもいいのではないでしょうか。ここでは、メリットとデメリットについて考えてみたいと思います。
<異年齢保育のメリット>
・大人に言われても従わないことを子供同士で解決させることができる
・友達の幅が広がること
・末っ子でも長男のような振るまいができ、立場の違いを把握して考えられる
<異年齢保育のデメリット>
・子供の成長が違うので、身体的な差による劣等感を感じてしまう
・同じ立場の人たちと比較することで自分の足りないところを十分に把握できない
その他にもあると思いますが、理想を言えばどちらも満たされていることなのですが、現実的ではありません。物事にはメリットとデメリットがあるのでそれを見極めていく必要がありそうです。
【参考】日本経済新聞 10月31日
コミュニケーションの力を育てる異年齢保育 (2002/11) 高橋 美恵子藤戸 純子 |
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