あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな


花燃ゆ 第12回「戻れないふたり」

2015/03/22 Category: 2015年_花燃ゆ

今回は、文と久坂玄瑞の婚礼に関する話題でした。見終わった率直な感想としては、歴史ドラマとして見るのではなく普通のドラマとしてみるのであれば、今回は大きなターニングポイントであったということ。

それはこれまで自由気ままに生きてきた主人公の文という人物が今回明確に志として久坂とともに生きて行き支えていくのだと自覚したことが大きいと思います。結婚してからもしばらくは久坂の気持ちを感じることが出来なかった文は、久坂が江戸に行き離ればなれになってしまうという状況のなかで「議論」することにより、久坂の本心と優しさに触れることができたのです。

長州藩としては、前回まで権勢をふるっていた椋梨が今回は一切登場せず、代わりに周布の露出がものすごく高まります。周布が長州にとってプラスに働くような振る舞いをするのかどうか、自分のなかではちょっとした楽しみになっています。今のところ小田村など優秀な人物が周りにいるのでいいかもしれませんが、今後は幕府に対してどのような態度をするのか気になるところです。

そして気になるのが吉田松陰です。前回までは松下村塾のなかで中立的な立場で議論を活発化させていましたが、今回の最後の方からは久坂を利用してものすごく過激な行動に出ようとしています。

おそらく次回以降はこの傾向が強まるのではないかとみられることから、松陰が大老となった井伊直弼に目を付けられるのは仕方ない面もあったのかなと思わせるような布石が今回打たれたような気がします。

◆花燃ゆ紀行◆
山口県萩市
 - 久坂玄瑞誕生地

まさに一生の感動もの 屋久島の縄文杉

2015/03/15 Category: 日記

「屋久島の縄文杉をみて世界観が変わった」

このようなコメントをよく聞きます。さすがにそこまではないのですが、出会った瞬間に思わず涙が出てきました。それは、そこにたどり着くまでの大変さから来るものなのか、そこに3000年もの間そこにずっといて様々なものを見てきたという威風堂々とした雰囲気から何かを感じたのかは分かりませんが。

屋久島に行く機会があり、行ったからには縄文杉や、「もののけ」の住む森を見たいと思って、それぞれガイドにお願いして行って参りました。

◆白谷雲水峡
白谷雲水峡

もののけ姫のロケ地として有名な場所です。屋久島全体に広がるコケと杉の世界ですが、それらが一体となりさらにそのまま飲んでももの凄く美味しい清流が重なった奇跡の場所でした。

◆縄文杉
全行程11キロメートルのなかで前半8キロがトロッコ道の枕木の上を歩き、後半は階段と岩の上を登ります。トロッコに乗って行けたら最高なのですが、このトロッコは終点にあるトイレの修繕管理用でほとんど走らないそうです。

トロッコ道も最初は枕木の上を歩くため足が痛くなります。ここに板をひくには800万円かかるそうで、寄付すれば敷設されるかもとのこと。中盤からは板がひいてあるので楽なのですが、これが8キロも続くとかなり苦痛です。

ウィルソン株

途中に切り株の中から空を見上げるとハートに見えるウィルソン株、夫婦杉、大王杉などの立派な屋久杉を見ることができます。最後に出会ったのが樹齢3000年と言われている縄文杉。

縄文杉

感じ方はそれぞれだとは思いますが、人間が生きられるのはせいぜい100年。その30倍もの時を超えて生き続ける縄文杉のことをおもうひとときは、間違いなく最高の一瞬だったと思います。

なかなか行く機会がない屋久島ですが、なにか感じることができるひとときを味わうことができる素晴らしい体験をしに行くのもいいかもしれません。

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(2015/02/13)
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花燃ゆ 第11回「突然の恋」

2015/03/15 Category: 2015年_花燃ゆ

規模を拡大しつつある松下村塾に登場したのが前原一誠でした。彼は周囲の塾生とはちょっとだけ考え方が異なっていて、貧困に対して問題意識を持っていて自分がどうすることが正しいのか悩んでいたのですが、そこに松陰は進んで意見を聞きながら、さらに松陰自身も最新の自分を反省します。このように自分の考えに固執することなく間違っていると思えば、例え生徒であっても間違えを認めるという姿勢こそが、彼を偉人として後世にたかり嗣がれるゆえんなのかもしれません。

さらに今回のもう一つの見所と言えば、重臣達のパワーバランスが少しずつ変わっていく様子を見ることができたところでしょう。椋梨藤太を中心とするグループが権力を持っていた藩政ですが、幕府への意見書を提出する際にギリギリで自分の主張を述べる小田村に呼応するように周布政之助たちが意見を同調し、条約締結を諫めるという方向でかたまります。これによって椋梨は失脚するような形になってしまいます。

と、松陰に関する話はここまでで、これからは文の恋愛話一色になっていきます。たしかに文は今回どの大河ドラマの主人公なので、この初めの夫になる人とのなれそめなどは大切な場面だとは思いますが、ほとんど彼女がメインであることを忘れていた自分としては、久しぶりにメインに登場し久坂玄瑞のことを気になり出す描写のところで、どうしても以前の江を彷彿とさせるホームドラマ感を感じてしまいました。久坂のことを周囲もからかったりしながら完全にお互いが惹かれ合っている様子を見ていると、この部分こそナレーションだけでいいのではないかと思えてきます。

次回は、結婚後の生活が待っているようですが、色々ありそうな雰囲気。どうなっていくのか、そして松陰の動きにも注意しながら見たいと思います。

◆花燃ゆ紀行◆
山口県萩市
 - 萩反射炉