2017/01/15
Category: 2017年_おんな城主直虎
前回結婚の約束をした亀之丞は追われる立場となってしまい、それを必死に逃がそうとするおとわ。服を交換して大人を欺き、無事に逃がすことに成功するのですが、母親もいっていたように子供であるということを全面に押し出した作戦であることが分かります。
また他の場面でも、おとわは、亀を待っていてあげないと可哀想だと涙ながらに訴えるのですが、この部分も子供っぽさがいっぱい。果たしてこの時代に、このような考え方がまかり通ったのかよく分かりませんが、現代風になっているなと感じました。
吹越満さんの演技がもの凄く迫真に迫っており、なかなかの冷たい男を演じています。前回の真田丸で登場したそれぞれの人物のように圧倒的な印象を残す人はいませんが、その中でも一番印象深い人といえばこの吹越満さんでしょう。
息子である鶴丸からも疑われてしまう親は、この先幸せをつかむことができるのでしょうか。
さて次回は、なんとか鶴と結婚を回避しようと髪の毛を剃ってしまうおとわ。この子供の反乱を大人達はどのように対応するのか見物ですね。
■直虎紀行■
静岡県浜松市
- 井殿の塚
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2017/01/08
Category: 2017年_おんな城主直虎
また久しぶりにドラマについて綴ってみたいと思います。今年は井伊直虎がテーマということで、前回までの真田とは違って、知名度は落ちてはいますが、だからこそどのような生き様を見せるのか、人としての興味とともに歴史上での動きについても気になることです。
初めの数回はお約束の子役シーン。今年の主人公の子役はやっぱりしっかりとした演技をしています。彼女が数年前の芦田愛菜さんのようになるかどうかは分かりませんが、あと1回くらいしか登場することもないと思うので、印象に残るような演技を見せて欲しいと思います。
井伊家は、この戦国の世の中では徳川と特別関係を持っているようにも見えず、今川の配下でしぶとく生き抜いているということなのですが、その中でも今川のことをよく思っていない人もいるし、大きなところにまかれようとする動きもあります。この辺りは軍師官兵衛で出てきた黒田も同じような状況にあったなと感慨深く見ていました。
次回から本格的に物語は進んでいくものとみられますが、イケメンを多く投入している事からも女性をメインターゲットにしているものとみられます。一大河ファンとしては、物語が恋愛ドラマにならないようにして欲しいと思っています。さすがに次回から主人公が出家するようなので、そのような展開にはならないと思いますが。
■直虎紀行■
静岡県浜松市
- 井伊谷城跡
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2016/08/14
Category: 2016年_真田丸
今回からはぱったりと出番のなくなってしまった秀吉。その影響もあって、それぞれが自由勝手に考え振る舞うようになります。合議制というものは、しっかりとした制度とそれを破ったときの罰則が当たり前のように各人の心に落ちていないと成り立たないということが改めて分かります。
その典型的な例が家康でしょう。秀吉の葬儀が終わっていないことを理由に遺言を遂行する道理がないと判断し、婚儀を重ねていきます。本多正信に天下を取れと言われて若干及び腰のように見えた家康ですが、ここが勝負所と判断したのでしょう。
三成との衝突はあまりにも有名で、軍師官兵衛の際にも迫力ある状況を見ることができましたが、今回改めて見ると家康の言い分が完全におかしいことが分かります。自分が責められている内容を完全にすり替えて、大義名分を大きな声で反論します。それに対して応戦できない五大老の他の面々を見ていると、この先の主導権、歴史は家康だなと思ってしまいます。
次回は、そんな家康を亡き者にしようとする三成を見ることができそうです。状況は非常に厳しいですが、真田家が分裂して行く姿、親子の振る舞いを楽しみにしたいと思います。
◆真田丸紀行◆
京都府京都市
- 伏見北堀公園
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