あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > ヘルスケア


食べると体がにおう食べ物

2010年8月 21日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

ニンニクやくさやなど食べるとおいしいにも関わらず、猛烈なにおいを発する食べ物があります。学生の頃、友人の家でキムチ鍋パーティーを開催した帰りの電車の中で、比較的混んでいるのに自分の周りだけ妙に空いていたのを思い出します。

◆食後に体から出るにおいの原因
こういったにおいの出る食べ物の中には、次の日も体からにおいがでるものも少なくありません。このように次の日に体から出るにおいの原因は主に胃腸で消化された際に発生する成分によるものだと五味クリニック医院長の五味常明先生はいいます。

ニンニクは分解すると硫黄に、お酒は分解すると二日酔いの原因ともなるアセトアルデヒドになり、それぞれ体内で嫌なニオイのもとになる物質になっていきます。こういった物質は腸で吸収されて血液の中に吸収され、全身に駆け回り呼気や汗となって体外へと放出されます。このように血液を通して体臭になっていたのです。

◆対策
こういった体臭を少しでも抑えるために、大きく3つの対策があります。以下にそれを紹介したいと思います。

1. 腸内環境を整える
 腸は上記のようににおい成分も血液へ運ぶので、町内で食物を発酵させ便のにおいを作り出す悪玉菌を減少させ、善玉菌を増加させることが大切だといいます。そのために、ヨーグルトや食物繊維を多く含むものを食べます。

2. 肝機能を向上させる
 シジミなどの含まれるオルニチンを摂取することによって、肝機能を向上させます。肝臓は血液に吸収されたアンモニアなどのにおい成分を尿素に変え、尿として体外に排出してくれるのです。

3. アルカリ性食品を一緒に食べる
 ニンニクや焼き肉、お酒を摂取するときに、一緒に梅干しやわかめといったアルカリ性食品をとることによって、消化のさいに中和され悪臭を抑えることができます。

この他、普段から腹八分目を心がけ、寝る2時間前にはものを食べないことで腸内環境を整えることも大切だといいます。分かってはいても寝る前にお腹がどうしても空いてしまうので、なかなか厳しいとは思いますが、頭の片隅にこういった知識をもっていて、ここぞという時の前の晩に実践してみるといいと思います。

腸内環境が悪くなると、こういった体臭の他に腹痛などを感じることも多くなるので、普段からちょっとずつ気に掛けておいたほうがいいのではないでしょうか。

【参考】R25 2010.8.19 No.270

新・もう汗で悩まない 新・もう汗で悩まない
(2010/03/09)
五味 常明

商品詳細を見る

塗り薬の「適量」とは

2010年7月 14日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

これからの季節、肌のかゆみや痛みを感じることがどうしても多くなります。蚊に刺されたり、日焼けしすぎて軽いやけど状態になったり、肌を痛めてしまった時に利用するのが塗り薬だと思います。

その塗り薬ですが、チューブ型になっているものやキャップを外してそのまま塗るキンカンのようなもの等色々な種類がありますが、どのくらい塗っていいのかよく分からない説明書きのものが多いのが分かります。自分の家にある塗り薬には「1日数回、適量を塗布する」と書かれています。この「適量」というのはどのくらいの量なのでしょうか。料理の世界などでも使われる適量という言葉。人によって全く解釈が異なり、場合によっては多すぎてしまったり、少なかったりすることになります。

キンカンのように直接肌に塗る液体タイプのものの場合は、何となく全体に塗った感じがつかめやすいので分かるのですが、チューブ型の塗り薬の場合、まずは手にとってから何度かに分けて塗ることが多く、多く出し過ぎてしまったり少なすぎてしまったりすることが少なくありません。

そんな「適量」についてついに理解できる説明を見つけ出したので、紹介したいと思います。とある皮膚科医院の院長先生によると、適量とは、以下のような量を目安にするといいます。

「人差し指の先から関節1つ分のクリームを出すと、0.5グラム程度になり、この量で両手のひらの面積をカバーできる」

この時、あえて塗り込むようにする必要はなく、薄くのばして使うといいとアドバイスしています。所定の回数を超えて塗っても効果が劇的に上がることはなく、逆に副作用など弊害もあるので、特に処方箋の場合には医師の指示に従って利用するのが一番だと思います。

【参考】日経Plus1 2010/07/03

風邪引きの時の入浴はいいの?わるいの?

2010年7月 11日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

おそらく自分を含めたほとんどの人が、風邪を引いた日にはお風呂に入るのを控えるのではないでしょうか。きっかけは親に「今日はお風呂に入っちゃダメよ」と言われるがままに控えるようになったと思います。冬場のようにあまり汗をかかないときはいいのですが、夏場になると1日お風呂には入れないだけで、ずいぶんと汗臭くなってしまうことからすごくつらい状況になります。

しかし、よく考えてみると本当に風邪をひいたときにお風呂に入ってはいけないのでしょうか。お風呂に入ることによって熱が上がってしまうからなのか、出るときに体についた水滴によって熱が奪われてしまうからなのか、詳しいことは全く分からなかったりします。

そんな素朴な疑問について、医学博士の森田豊先生のアドバイスをもとに詳しくみていきたいと思います。

風邪をひいている時に入浴を控えるというのは日本特有の習慣で、入浴してはいけないという医学的根拠はあまりないといいます。しかし、それでも入浴はあまり勧められないとアドバイスしています。それは、高熱が出ていたり、強い悪寒がしたり、全身がだるかったりするときに入浴すると、体力を消耗し症状が悪化したり脱水になったりすることがあることがあるからです。

なので、風邪を引いたときには、それを考慮した上で次のように入浴をするといいそうです。

・長風呂は体力を激しく消耗させるので避けること
・汗を流したいのであれば軽くシャワーを浴びる程度で済ませること
・症状に頭痛を伴っている場合は、入浴によって脳への血流が促され、さらに頭痛を深刻化させることもあり得るので、冷たいタオルで頭部を冷やしながらお湯に浸かるなど工夫すること
・入浴後は体を冷やさないように配慮しつつ、しっかり水分補給をすること

上記のようなことをしっかりと守ったうえの入浴であれば問題がないということなんですね。しかし、風邪を引いているときにしっかりと守ることができるほど思考能力があればいいのですが、なかなかそれも難しいもの。ということは昔の人がいっている入浴は避けるというのは、あながち嘘ではなく、真実の1つなのかもしれません。

【参考】web R25
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/report/?id=20100628-00002742-r25

ねぎを首に巻くと風邪が治るか?  知らないと損をする最新医学常識  角川SSC新書 ねぎを首に巻くと風邪が治るか? 知らないと損をする最新医学常識 角川SSC新書
(2010/03/10)
森田 豊

商品詳細を見る