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電動歯ブラシは動かしてはいけない

2011年9月 18日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

面倒くさがり屋の自分が2年前に購入した電動歯ブラシは、今静かに洗面所で時を過ごしています。最後に使用したのはいつだったか、もう思い出すこともできないくらい休眠状態にあっても、「いつか使うのではないか」という思いから、奥さんに置いておいてもらっています。時々子供も「パパ、あれなぁに?」と聞いて来ていたのですが、それもなくなって久しくなっております。

そんな電動歯ブラシですが、パナソニックから発売された電動歯ブラシが250万本を超えるヒット商品になるなど、今脚光を浴びているといいます。最近では音波並みの細かく1ミリ前後で振動するものが主流だそうです。ただ振動するだけでなく、手磨きで推奨されているような、余計な圧力を歯にかけず横磨きする方法を実現していて、かなり使い勝手も磨き上がりも向上しているそうです。

ただし、電動歯ブラシには正しい使い方というものがあり、多くの人はそのただし使い方できておらずに挫折するかしばらく違和感と戦っている様子。そんな自分もその一人でした。そこで今回は電動歯ブラシの正しい使い方について紹介したいと思います。

◆ ブラシの当て方

ブラシを歯と歯肉の間に45度の角度で、歯肉を傷つけないように毛先が触れる程度に当てます。奥歯のかみ合わせ部分は水平に、前歯の裏は縦向きに向けます。

ここでのポイントは、手を動かさないこと。手で磨く時みたいに動かしてしまうとせっかく振動している効果が落ちてしまうのです。

◆ 移動速度

上記のように1本ずつ歯に当てて、2秒程度固定させて磨きます。この程度で十分なのです。永久歯は28本あり裏表磨くとして合計2分ちょっとで終わるのです。

慶應義塾大学医学部の中川種昭教授によると、歯と歯肉の境界の汚れの除去率は手磨きの場合に50%弱であったものが電動歯ブラシ(音波)にすることによって、60%弱にまで向上したという結果も出ているといいます。

こうしてみてみると、楽に効率的に歯を磨くのであれば電動歯ブラシは非常に有効な手段だといえるのです。上記のように正しく使えば、歯肉をいためることもないとのことなので、今一度使ってみようと思っています。

【参考】be on Saturday 2011/09/17

ビールにトマトでアルコールを分解せよ

2011年8月 12日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

この季節おいしい飲み物の一つとしてビールが挙げられます。会社内のイベントでも必ずといっていいほどビアガーデンツアーが組まれ、デパートの屋上では今日も多くの会社帰りの人たちがビール片手に盛り上がっていました。

しかし、飲み過ぎてしまい次の日に二日酔いで苦しい思いをしてはじめて、あんなに飲むんじゃなかったとものすごく後悔することになります。そうならないためにもあらゆる手を使って次の日に持ち越さないような努力が欠かせないのです。例えばウコン入り飲料を飲む前と後で飲んだり、胃腸薬を用意したりします。コンビニではこういった客がまとめ買いをすることを狙って、並べて売ってあるところがほとんどです。

こういう努力とともに欠かせないのが、飲んでいる最中です。従来では所々で水などを飲むくらいしか手立てがなかったのですが、このたびアサヒとカゴメがすばらしい食べ合わせを発見しました。その立役者がトマトなのです。トマトの成分にアルコールの分解を促すものが含まれていることを実験レベルで確認したというのです。
トマトの水溶性成分に含まれる糖類やアミノ酸などの複合物がアルコールの代謝を促進する酵素の働きを高めるそうで、「ビールとトマト」という組み合わせが、見た目にも効果の面でも相性ばっちりだということが示されたことになります。

マウスによる実験レベルではありますが、トマトによってアルコール濃度は3割も減少することを確認したという驚くべき効果をあげています。アミノ酸などの主要成分を人工的に作ったもので実験してもあまり効果が得られなかったことから、トマトに含まれる様々な成分が複合することで相乗効果を生み出しているのではないかと研究者はみています。

トマトに含まれる、セルロース、ペクチン、ヘミセルロースには整腸作用やコレステロール低下作用があるといわれており、緑黄色野菜の中で唯一トマトにだけ入っているリコピンにはがん予防、老化防止、心疾患予防などの疾病予防効果があるといわれています。トマトを摂取することはアルコールを分解して次の日に快適に過ごすだけでなく、現代人が抱える様々な不安要素を低減してくれる様々な効果をもたらしてくれるのです。そういう意味で飲んでいてもいなくても積極的にトマトを食べるようにしたいものです。

【参考】日本経済新聞  夕刊 2011/08/12

食中毒菌の名前の決まり方

2011年8月 10日 By: rainbow Category: ヘルスケア No Comments →

つい先日までお腹を下した後、翌日から微熱が数日続きました。これはきっとランチで食べた刺身定食に違いないと思いつつも、寝ていればなんとかなるだろうと安易に見ていたらその後4日も微熱が続くことになります。

サイト上で色々調べてみると軽い食中毒か夏風邪のどちらかが疑われたのですが、この季節の食中毒は命の危険もあることから恐ろしい病気の一つとなってしまいました。食中毒菌として最もよく聞くのが、病原性大腸菌ですが、自分たちがよく聞くのがO157、そして焼き肉屋のユッケから検出されたO111、ドイツで猛威をふるったO104などがあります。

しかしよく考えてみると、この名前の付き方について把握しているという人は少ないのではないでしょうか。知っているから病原性大腸菌にならないというわけではありませんが、名付けの意味を把握することによって意識して防止しようという気持ちになることができれば、覚えておいて損はないと思います。

まず、はじめの「O」ですが、この「O」は、「雲りが生じない」という意味のドイツ語(ohne Hauchbildung)の頭文字からとったものだといいます。普通の大腸菌は培養したときに一面に広がっていってしまい、この状況がガラスに息を吹きかけたように曇って見えるのですが、新しく発見された病原性大腸菌は培養しても曇ってみないことから、そう名付けられたそうです。

次に数字ですが、これは単純に発見された順番に並んでいるだけであり、O157は157番目に発見されたものと理解することができます。現在180以上の数字まで発見されているそうです。いずれこれらのどれかで新しい大腸菌が話題にならないことを祈るばかりです。

そんな食中毒予防の三原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、殺す」に集約することができると厚生労働省で示されています。その三原則にたった食中毒予防のポイントは以下の6つ。暑い時期が続くので今一度確認してみてはいかがでしょうか。

(1)新鮮な食品を買う
(2)かならず冷蔵庫・冷凍庫で保存
(3)食品だけでなく手や台所用品はいつもきれいに
(4)調理の際は充分に加熱
(5)できた料理はできたての状態で食べる
(6)残った食品の保存にも注意

【参考】exciteニュース http://www.excite.co.jp/News/bit/E1311766546109.html