あしたまにあーな

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ラニーニャ現象に注意!

2007年6月 11日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

気象庁が会見で警告したラニーニャ現象。

えっ?ラニーニャ?

なんかかわいい名前で、親しみやすいのですが親しみ過ぎちゃダメです。

ペルー沖の海面温度がエルニーニョ現象とは逆に低くなることをこのラニーニャ現象と呼びます。ちなみにラニーニャは女の子の名前でこんな顔という話も・・・

ラニーニャ

発生原因は、太平洋を東から西へ風が吹くと、ペルー沖の海水が西へ流されちゃうので、冷たくておいしい海洋深層水がわき上がってくるようになる。すると、暖かい水が集まったオーストラリア付近で大雨が降るようになり、いつもの循環が崩れちゃって、日本では梅雨の季節が短く、猛暑になってしまうらしい。

日本経済としては、GDPが1.7兆円(0.6%UP)らしくいいのだが、水不足とかが深刻になるかも。

これがなぜ起こってしまうのかは研究中らしいのだが、温度によって簡単に風の流れは変わってしまうので、温暖化の一部と考えてほぼ間違いないと思う。

今のうちに、水をたくさん飲んで体の中に貯めておくことをおすすめする。

水素エネルギーが未来を救う

2007年6月 10日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

アイスランド

「菊川怜 アイスランドから白神へ!?エコと出会いと冒険の旅?」では、菊川怜が1998年に水素立国宣言をしたアイスランドの取り組みをリポートし、水素社会の可能性や日本が学ぶべきことを探る。

世界の中でもアイスランドは、下から3番目の二酸化炭素排出国にもかかわらず、アメリカ、ロシア、日本といった排出国大国に問題提起をしている。

アイスランドが目指しているのは、50年後までにエネルギー消費による二酸化炭素の排出量をゼロにすること。
その第1弾として、4年前「水素スタンド」を開設し、排気ガスではなく水蒸気を出す「水素バス」を走らせた。

7割が地熱などの自然エネルギーで3割を石油エネルギーだが、その石油エネルギーを2050年までにすべてなくすことを目標にしてがんばっている。

水素エネルギーのもとは、文字通り「水素」

水素単体では地球にはほとんどなく、化合物として存在している。その中で有名なのが水だ。水は化学式でいうとH2Oで、水素と酸素の化合物でこの水を電気分解することによって水素を取り出すことができる。

この水素を燃やしたとしても。二酸化炭素は出ず再び水ができる。このようにかなりクリーンなエネルギーといえるのだ。

アイスランドでは、国の自然を守ることに尽力した元大統領、水素立国を推し進めた元産業大臣、水素を使った生活スタイルを提案した女子高校生など、さまざまな女性たちの存在があり、彼女たちの活動や水素利用の実態、地熱や水力発電を利用した生活を送っている。

水素エネルギーは、農作物エネルギーと違って農作物の価格高騰による他の産業への影響や、作付け面積増加のために森林伐採をするといったような2次的な問題になりにくいすばらしい考え方だと思う。

今後は以下の点について課題を整理し、一般的な普及に向けて行く必要がある。

<課題>
・コストの削減
  水素を動力源とする車は現在1億円程度するものもあり、非常にコストがかかっている。
  普及に向けてはいかに安価で今よりもお得に使うことができるかどうかが重要なキーポイントだ。

・水素の安定維持
  水素は、燃えやすい気体で一度燃えてしまうと大爆発を起こしてしまう。
  最も軽い機体でもあり作成した後の気体を危険性がないような形でいかに保持しておくかが大切だ。
  例えば、液体水素にして維持する方法もあるだろう。

・電気分解するための電気の確保
  電気分解するためには電気が必要で、この電気を発生させるために火力発電などの化石燃料を使用していては本末転倒な話になってしまう。例えば、水素エネルギーをつかってさらなる水素エネルギーを使うといったような循環型エネルギーを達成しなくてはならないだろう。

バイオ燃料の代償

2007年6月 08日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

大豆畑

最近、とんだ落とし穴がバイオ燃料関連で分かってきた。

それは最大のバイオ燃料供給国であるブラジルで、バイオ燃料に必要な大豆を作成するためにアマゾンの森林を伐採し、大豆畑が急速に広がっているのだ。

実に1500万ヘクタールの森林が伐採されており、22億トンの二酸化炭素が空気中に放出されているというのだ。

これではなんのためにバイオ燃料を利用するのか全く意味が分からない。

たしかに、ここ最近のバイオ燃料ブームにのっかって大豆の価格が高騰し、誰でもそれを作って売りたいと思う状況になっている。自分の敷地で大豆を作るのに狭いようだったらその耕作面積を広げたいと思うのは当たり前だろう。

しかも、一見外から見えないように森林の内側で大豆を作っているという。

耕作物を売ることで儲かると分かっていれば避けられない状況で、抑えるためには国家レベルでの森林保護、規制を確立するしか方法がないと考える。

これは、バイオ燃料を促進することよりも第一優先で実施しなければならないのではないだろうか。