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クールビズは仕事の効率を悪化させてる?!

2008年7月 18日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →

以前のブログで、自分の職場で思いっきり西日が浴びる過酷なロケーションのため、エアコンの設定温度28度に対して、室温は30度を超えるという状況にあることをご紹介しました。

エアコンの設定温度と室温、どっちを28度にするのがクールビズなのかを、散々調べ上げたあげくたどり着いた結果は、エアコンの設定温度。

泣き寝入りするしかないのかと思っていたら、総務の方がこの状況に対して対処してくれました。これでようやく快適な職場環境をGETしたんですが、日本建築学会のチームによる最近の研究で、予想通りの結果を得たそうです。

それは、軽装だけでは暑さで仕事の能率が落ち、経済損失にもつながる場合もあるということだそうです。経済損失とまで行くと結構やばい気もしますが、それを真剣に科学的に算出することによって、今まで作業の能率への影響といった想像の域を脱しないような話を現実的な議論の場に載せたのです。

それによると、神奈川県の電話交換手100人を対象に1年間かけた調査で、室温が25度から1度上がるごとに作業効率が2%ずつ低下したという結果を得たそうです。

ということは、自分たちの職場環境のように30度を超えた場合は、10%も効率が低下しちゃうことになるんですね。確かに、頭がぼーっとしたり集中できなかったりして効率が下がるかなとは思っていましたが、ここまで下がってしまうのは驚きです。

専門家は「換気や送風を組み合わせ、作業能率を下げない省エネ方法が必要だ」とアドバイスしていますが、最終的な目標は電気代を節約すること。

そのためにエアコンの温度を上げて電気を節約しても、送風するための扇風機のようなものを利用することで、総量が増えてしまっては本末転倒です。

27度にしても、電気代を抑えられるようビルの冷却装置等を導入したり、電気の使用量を抑えられるエアコンの導入など、設備面の機能拡充も必要なのかもしれません。

【参考】YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20080718-OYT1T00461.htm


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太陽電池パネルを砂漠へ

2008年7月 18日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →


北海道・洞爺湖サミットも終了し、ホスト国としての日本の役割について意見が別れるところではありますが、一定の成果を得ることはできたのではないかと思います。ただし、目指した目標からすると全然低いところではありますが。

具体的な施策目標を主要排出国との間で共有することができませんでしたが、それでも先進国の間では2050年までに世界の温暖化ガスを少なくとも50%削減することで合意しました。

しかし、これは現在を基準にしている数値であって、1990年の京都議定書で定められた基準値から考慮すると、日本は約85%もの減量作戦に早急に取り組まない限り、半減させるという目標を達成することはできません。

以前のブログにも書きましたが、日本で多くの二酸化炭素を排出している工場の一つである火力発電所を中心として、排出した二酸化炭素を地下に埋めてしまうといった方法が実用段階まできています。

このような革新的な技術を次々とつぎ込まない限り、達成することができないという危機感から、今あるプロジェクトが再び脚光を浴びているそうです。

そのプロジェクトの名前は「ジェネシス」計画。

人類補完計画とか言われたらどうしようかと思いましたが、なんか言葉だけ聞くとそんな計画を彷彿とさせます。しかし、内容はそれとは全く関係なく、画期的な計画なのです。
それは、世界の砂漠地帯などに太陽電池パネルを設置し、電力損失のほとんどない超伝導ケーブルでネットワーク化しようという壮大な計画なのです。

もう20年以上前に提唱されたものなのですが、その当時に比べ太陽電池のコストが下がり、様々な技術も追いついてきた今、再度見直され始めています。

砂漠地帯一面に太陽電池パネルが一面に敷き詰めることができれば、巨大な砂漠をもつエジプトや中国、アフリカ諸国は、生成された電力を他国に売るなどの環境に優しいビジネスを展開できるかもしれません。

日本では、大きな太陽光パネルを配置できる場所には限りがありますが、今回の例はそれぞれの国で特徴的な気候や風土を利用し、うまく発電できる仕組みを構築していくことが、もっともっとできるかもしれないことを自分たちに教えてくれるいいお手本なんじゃないでしょうか。

【参考】日本経済新聞 夕刊 7/17


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新たな温暖化対策とは?

2008年7月 15日 By: rainbow Category: 環境問題 No Comments →



北海道・洞爺湖サミットも終了し、あれだけ具体的な施策を合意すると言っていたにも関わらず、結局はG8間のみで基本路線を合意するに至った結果に終わりました。

これまで削減する、もしくは排出量を減らすという2通りの考え方から成り立っていた温暖化ガスの対策ですが、近年新たな最終兵器ともいえる秘策が注目を浴びているそうです。

それが、「温暖化ガスを埋めてしまう」という考え方。

正式には「二酸化炭素回収・貯留(CCS:Carbon Capture and Storage)」と呼ばれるもので、多くの国で温暖化対策の重要な手段として位置づけられているそうです。

仕組みは簡単で、効率よく大量に回収するため、排出量の多い発電所や製鉄所をターゲットとして、工場の排ガスからCO2を分離して回収します。回収したCO2を液化して地中に埋めるのです。

残念ながら、まだ実用化している企業はないそうですが、今後解決すべき様々な問題を内在させていると思います。例えば、二酸化炭素という物質を減らすのではなく、埋めるだけなので、根本的な解決にはならないんじゃないかという疑問があります。

さらに、将来的に埋めたはずの二酸化炭素が地殻変動などによって吹き出したときの不安を完全にぬぐい去ることも課題です。

うまく課題を乗り越え、完全に安全で「隔離」することができてこそ、初めて理解を得ることができる仕組みなんじゃないでしょうか。しかし、実際問題として、多くの国が掲げる長期的な削減目標の計算に、CCSによる削減枠が加算されているという現状があります。

このまま議論や研究が十分にされずに、安易に「一番安価で手っ取り早い方法」という理由だけで、この方式を選択することのないよう、自分たちは監視ししていかなければならないと思います。

【参考】日経エコノミー
http://eco.nikkei.co.jp/column/emission/article.aspx?id=MMECcb016003092007

出典:経済産業省産業技術環境局資料「CCS2020」より一部引用

図解 CO2貯留テクノロジー 図解 CO2貯留テクノロジー
(2006/12)
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