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太陽電池パネルを砂漠へ

2008/07/18 Category: 環境問題


北海道・洞爺湖サミットも終了し、ホスト国としての日本の役割について意見が別れるところではありますが、一定の成果を得ることはできたのではないかと思います。ただし、目指した目標からすると全然低いところではありますが。

具体的な施策目標を主要排出国との間で共有することができませんでしたが、それでも先進国の間では2050年までに世界の温暖化ガスを少なくとも50%削減することで合意しました。

しかし、これは現在を基準にしている数値であって、1990年の京都議定書で定められた基準値から考慮すると、日本は約85%もの減量作戦に早急に取り組まない限り、半減させるという目標を達成することはできません。

以前のブログにも書きましたが、日本で多くの二酸化炭素を排出している工場の一つである火力発電所を中心として、排出した二酸化炭素を地下に埋めてしまうといった方法が実用段階まできています。

このような革新的な技術を次々とつぎ込まない限り、達成することができないという危機感から、今あるプロジェクトが再び脚光を浴びているそうです。

そのプロジェクトの名前は「ジェネシス」計画。

人類補完計画とか言われたらどうしようかと思いましたが、なんか言葉だけ聞くとそんな計画を彷彿とさせます。しかし、内容はそれとは全く関係なく、画期的な計画なのです。
それは、世界の砂漠地帯などに太陽電池パネルを設置し、電力損失のほとんどない超伝導ケーブルでネットワーク化しようという壮大な計画なのです。

もう20年以上前に提唱されたものなのですが、その当時に比べ太陽電池のコストが下がり、様々な技術も追いついてきた今、再度見直され始めています。

砂漠地帯一面に太陽電池パネルが一面に敷き詰めることができれば、巨大な砂漠をもつエジプトや中国、アフリカ諸国は、生成された電力を他国に売るなどの環境に優しいビジネスを展開できるかもしれません。

日本では、大きな太陽光パネルを配置できる場所には限りがありますが、今回の例はそれぞれの国で特徴的な気候や風土を利用し、うまく発電できる仕組みを構築していくことが、もっともっとできるかもしれないことを自分たちに教えてくれるいいお手本なんじゃないでしょうか。

【参考】日本経済新聞 夕刊 7/17


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