CO2を原料にしたプラスチック
北海道・洞爺湖サミットでは、地球温暖化対策としてCO2削減目標について具体的な数値を定めることができずに曖昧なまま、各国の利害関係が交錯しつつ宣言がなされました。このことにがっかりしてしまったのは自分だけではないと思います。
そんななか、旭化成の広告に目がとまりました。そこには、「CO2を使ってものをつくるのは、もう森だけではありません。」というキャッチフレーズがあり、CO2からポリカーボネート樹脂という透明で叩いても壊れない強さを持つプラスチックの生成に成功したと書かれていました。
携帯電話やDVD、車のヘッドランプなどに既に使われているそうです。このプラスチックのすごいところは、今まで大気中に放出されていたCO2を原料として、ポリカーボネート樹脂製品内に取り込まれているところです。
この会社は、1980年代から地球環境への配慮がない研究開発は一切認めないという方針を持っているそうで、その強い姿勢、実現させてしまう技術力の高さが素晴らしいと思います。
ツバルのように地球温暖化が、生命の危機にまで及んでいる国々を目の当たりしている今、各国が利害関係を抜きにして手を取り合って、この企業のように具体的な解決方法を模索していかなければならないんですが、それも厳しいようです。
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