寒い日が続き、家の中では小さな子供がいる我が家ではどうしても窓を一日中閉め切りがちにして部屋を暖かくし続けようとしてしまいます。部屋の湿度も60%前後あり、外から帰ってきてドアを開けるとかならずめがねが白く曇ります。
そんな環境下で、高温多湿な熱帯の室内で気になるのが結露です。窓にぎっちりと付着した水滴は見ている分にはきれいなのですが、そのまま放置するとカビの原因にもなってしまうので何とかする必要があります。
◆ 結露が起こる理由
結露は外気と室内の温度差によって起こります。空気の中に吸収できる水分の量は限界があり、その量は温度によって変わります。温度が高ければその分多くの水を含むことができます。もうこれ以上水分を含むことができないとき、空気中の水分は水滴として姿を現すのです。
冬場に窓の近くにできる結露は、室内の暖かい空気の中でたくさん水分を含んだ空気が窓の近くの冷たいところに行ったときに、冷やされ空気中にとどまることができずに出てきたものが窓に付着したものなのです。ということは、
◆ 結露を防止するには
では、結露をを起こさないようにするにはどうしたらいいでしょうか。一つは部屋の温度と窓の温度を同じにすることが挙げられます。暖かい室内に窓の温度を合わせるのは難しいと思うかもしれませんが、そうでもなく簡単にできる方法があります。それは二重サッシです。二重にすることによって内側の窓の温度を室温にまで高めることができます。また、同様の効果をもたらすシートを窓一面に貼るのもいいでしょう。
もう一つの方法は、部屋の中を乾燥させることです。水を含んだ空気が窓の近くにいっても、まだ空気中にとどまることができる量の水だけ含まれていればいいのです。ただし、この方法では室内はカラカラになってしまい別な弊害も生じてしまうので、あまり得策とは言えないでしょう。
◆ 結露とうまく共存する
賃貸住宅である我が家では二重サッシにすることもできず、シートを購入するのももったいないので、上手につきあうしか方法はありません。つまり、定期的に結露を取り除くのです。そこで布で拭いてみたのですがすぐにベチョベチョになってしまいやる気もダウン。このままではいけないと近くのスーパーに行くと、すばらしいアイテムを発見しました。
それが、アズマ工業の「水滴トール」です。作りはいたってシンプルでワイパーがついていて取っ手の部分にワイパーで取った水をためておくためのタンクがついています。なので、持ったまま手をぬらすことなくワイパーで窓に付いた結露を一網打尽にすることができるのです。きれいに結露が取れていくのを見ると、なんだかやっていてものすごい充実感と気持ち良さがあります。子供と一緒になって結露を取るのが楽しみになりました。
価格も500円前後で購入することができるので、コストパフォーマンスもすごく高いといえます。はじめは水泳でよく利用する絞るとすぐに水分がなくなるタオルを考えていたのですが、この方がお手入れも簡単なので買って良かったと思います。
あとは、三日坊主にならないように続けることができるかがポイントになるでしょう。その日がこないように、ひたすらに結露を取り除けたら、カビのない気持ちいい窓辺を演出することもできるかもしれません。