お金をかけない耐震対策
最近、余震が多く発生していたり、首都直下型地震や、東海地震、東南海地震の確率が取り沙汰されるなど、地震対策が各家庭で急務となっています。我が家でも非常時の持ち出し袋などを整理したり、ヘルメットを購入していざというときの安全性を高めるなど様々な対策を取っていますが、実際に起こってみると何に不自由するのか予想しづらいため、不安でもあります。
そんな中、家庭内でできる最も大切な地震対策として挙げられるのが「耐震対策」でしょう。地震が発生した際に家の中でけがをすれば、逃げることもできずに二次災害に遭ってしまうことににもなりかねません。最も危険なのは、家具の転倒・落下による圧死だといいます。
そこで今回はなるべくお金をかけない耐震対策を防災アドバイザーの高荷智也さんのアドバイスを参考にして見てみます。
◆ 突っ張り棒は奥側に固定
家具を壁と固定するL型金具などはホームセンターで購入することができます。おすすめは、家具と天井の間に入れて固定する「突っ張り棒」で、壁に穴をあけなくても固定することができ、2本1セットで、家具の手前側より奥側に固定します。
最近では100円ショップでも突っ張り棒を売っているのでそれを利用してもいいですし、天井と家具までのスキマがあまりないのであれば、段ボールを詰めてもいいでしょう。
◆ 壁にもたれかけさせる
上記の他に、家具の手前側を持ち上げて、その下に厚さ5ミリほどの木板や新聞紙などをかませるように敷きます。これによって、家具が壁にもたれかかり、前方に倒れにくくなります。安く抑えるのであれば新聞紙など家庭にあるものを利用できますし、お店でもくさび状のものが売っているのでうまく活用しましょう。
以上のような2点を確認し、家の中に対策を施すものがないか今一度見回してみることをお勧めします。地震はいつ来るか分からないので、今考え得る範囲の中でやれることはしておきたいものですね。
【参考】NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20120314_93486.html
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