あしたまにあーな

毎日の生活に ほんのちょっとのうるおいが 届きますように


あしたまにあーな > ビジネス


いつも思い巡らす訓練を

2011年12月 07日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

世の中には多くの「アイデア発想法」の類が紹介されているビジネス書籍が多くあります。何らかの即効性のある「必勝法」なるものがそこに書かれているのではないかと期待して手にとって読んでみたり、時には購入したりします。

しかし、当たり前なのですが本を読んだ次の瞬間から、アイデアが次々と浮かんでくるということはありません。それでもなかなかこの当たり前のことが気がつかないもの。なので、上記のようなビジネス書籍はいつの時も売れ筋商品になっているのだと思います。

とある新聞のコラムにて、慶應義塾大学特別招聘教授の夏野剛さんがアイデアを生み出す源泉について語っておりました。そのれは「こうしたらもっとよくなるのではないか」と常に想像してみるということ。いつも頭を働かせているようにすれば、思いついたことが役に立つことがありますと言っています。

この言葉は、非常に重みのある内容だと思います。頭は働かせていないとどんどん楽をするようにできていると、脳科学の方がおっしゃっていますが、まさにアイデアの源泉も同じなのです。常に掘り進めていないとすぐに埋まってしまう。毎日少しずつの「こうなったらいいな」を積み重ねることによって、思わぬところでそれが役に立つこともあるのです。

それをはじめはつらいかもしれないけど意識して続けていく、そこで思いついた「こうなるといいな」を書き留める。そんな動作を繰り返すと、その先には見たことがないようなアイデアの源泉を自分の中に作り出すことができるのではないでしょうか。

先週、来年度用の手帳を購入したので、1日1個の「こうなったらいいな」を書き残していきたいと思います。続けていった先の自分がどうなっているかを楽しみにしながら。

【参考】日経Plus1 2011/12/03

1兆円を稼いだ男の仕事術 1兆円を稼いだ男の仕事術
(2009/07/02)
夏野 剛

商品詳細を見る

東レ名誉会長から学ぶ「経営の思考法」

2011年11月 01日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

会社勤めを長くしていると、徐々に自分が置かれている立場が複雑になって来ます。今までは自分が与えられた仕事を確実にこなすことによって評価されていたのですが、次第にそのウェイトは下がり、自分がいかに自分が所属しているところ以外で貢献するかがポイントになってくるのです。

東レの名誉会長である前田勝之助さんは、日本経済新聞の「私の履歴書」の中で、自分の人事評価方法について次のように言っています。

「本務を100%達成しても60点。ヨコとナナメの組織に貢献して30点、心配りで10点」

この言葉は本当に的を得ていると思います。いくら自分の仕事をこなしたとしても、組織や社会として全体最適なのかどうかはわかりません。また自分の仕事については固定観念ができてしまっていますが、周囲の状況は意外にも冷静に見ることができ、それを手助けすることによってより高い効果を得ることができると思っています。

さらに、前田会長は経営者が間違いのない判断を下すための3つの思考法として以下を挙げています。

・囲碁型の思考
 既存事業を先々増設するのか縮小するのかなど、理詰めの判断が必要なときに採用する。

・麻雀型の思考
 振り込まず、降りる勇気を持つこと。同業他社や顧客業界への対応のように多方面に配慮しながら判断するときに有効である。

・競馬型の思考
 徹底的な事前研究と情報分析でリスクを評価する。

最後は手の内を明かさないということで尻切れトンボになってしまっていますが、それは自分たちで考えること。リスクを徹底的に分析した後は、これといった道筋に対して勝負をかけることが大切、つまり攻めの姿勢をおっしゃっているのではないでしょうか。

経営者にとって、判断誤りは会社の存続を危ぶませる結果に直結します。常に重い決断が続いている極度のプレッシャー状況の中で、囲碁型、麻雀型、競馬型を使い分け、どのタイミングでどれを使えばいいのか、それこそが経験と勘の世界なのだと思います。

人への評価、判断基準、どれも年次を重ねることによって大なり小なり出てくるもの。自分のなかで確固たる軸を持つために大いに参考になるアドバイスとなりました。

【参考】日本経済新聞 2011/10/29

【送料無料】実論経営トップのリーダーシップ

【送料無料】実論経営トップのリーダーシップ
価格:1,785円(税込、送料別)

無意識に口にする口癖が信用度を落とす

2011年9月 25日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

人の話し方には少なからず一つは癖というものがあって、自分が無意識のうちに言葉と言葉の間に挟んでいます。先日、プレゼンをしているときに自分が何気なく使っていた「えっと」を数えている先輩がいました。人によってはこのように自分が話をする内容よりも、口癖の方に気が行ってしまうことがもたらした結果なのです。

特に、緊張をしながら話をしている場合には、「えー」「あのー」「そのー」「だからー」「まぁ」「ていうか」「やっぱ」「要は」などと口癖が出てしまいがちに。東京心理コンサルティング代表の伊東明さんによると、こういった特別意味のない言葉を1回言うたびに、話の内容への信頼感は1ポイントずつ落ちていくといいます。それが、聞き取りにくくなるし、内容にまとまりがないように感じるし、極端な場合、話している人の頭が悪いように思えるからだそうです。

人に指摘されるまで自分がそのような口癖を話しているということに気がつくことはありません。しかし、相手によってはかなり気になる言葉になってしまうので、出来る限り言わないようにするのが望ましいと思います。
そのためには、明確に意識して話をする必要があります。伊東さんによると、プレゼン資料の各ページの余白に大きな文字で「えー」と書き、その上にバツ印をつけておくことで、「いってはいけない」という意識が明確になって回数も減っていくといいます。

はじめは指摘してくれた人のことを悪く感じてしまうかもしれませんが、指摘してくれることはすごくラッキーなことなのです。より多くの聴衆に「自分が話をする内容に集中してもらう」ための環境を整えてあげる事が、発表や話を聞いてもらいたいときには有効なのです。

自分から指摘してもらうように他人にお願いすることが、手っ取り早くなおす道なのかもしれません。

【参考】週刊ポスト2011年9月30日号

人に好かれる話し方・嫌われる話し方 ? 人づきあいが10倍楽しくなる会話術 人に好かれる話し方・嫌われる話し方 ? 人づきあいが10倍楽しくなる会話術
(2009/10/01)
石亀 美夜子

商品詳細を見る