ちょっとした一言で好印象になる方法
様々なビジネス書籍を読んでいると共通して書かれている内容が「謙虚であれ」ということ。仕事をしていると自分の仕事を増やしたくない、自分のテリトリーを守りたいという思いから、仕事を依頼してきた人に対して「できない理由」を考えがちになってしまいます。
そうなると、依頼した側から見ると謙虚とはほど遠い印象を与えることになってしまいます。自分の時間管理は完璧なるかもしれませんが、その分の代償は非常に大きいものになるのです。
謙虚であるための大きな一言があり、これによって相手にも好印象を残すといわれています。その言葉が「もし何かありましたら、いつでもご連絡ください」というもの。相手からの依頼を速やかに対応した後に、この言葉を最後につけてあげるだけで相手に安心感を与えることができます。
この言葉を使うことによって、何かあった時に連絡が来てしまうことから仕事が増えることも想定されますが、それは最後に言葉を付け加えなくても同じこと。実際に「何かあったら連絡してね」という言葉によって、仕事が増えてしまうリスクよりも、相手に「この人に仕事を任せておけば安心」という思いを与える効果の方がはるかに大きいのです。
自分が言われたら嬉しいこと、やってほしいことをできる限り自分も相手にしてあげる事ができたとき、真の謙虚さが現れるのではないでしょうか。
【参考】日経Plus1 2012/03/31
素直な心になるために (PHP文庫) (2004/04/01) 松下 幸之助 |