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ちょっとした一言で好印象になる方法

2012年3月 31日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

様々なビジネス書籍を読んでいると共通して書かれている内容が「謙虚であれ」ということ。仕事をしていると自分の仕事を増やしたくない、自分のテリトリーを守りたいという思いから、仕事を依頼してきた人に対して「できない理由」を考えがちになってしまいます。

そうなると、依頼した側から見ると謙虚とはほど遠い印象を与えることになってしまいます。自分の時間管理は完璧なるかもしれませんが、その分の代償は非常に大きいものになるのです。

謙虚であるための大きな一言があり、これによって相手にも好印象を残すといわれています。その言葉が「もし何かありましたら、いつでもご連絡ください」というもの。相手からの依頼を速やかに対応した後に、この言葉を最後につけてあげるだけで相手に安心感を与えることができます。

この言葉を使うことによって、何かあった時に連絡が来てしまうことから仕事が増えることも想定されますが、それは最後に言葉を付け加えなくても同じこと。実際に「何かあったら連絡してね」という言葉によって、仕事が増えてしまうリスクよりも、相手に「この人に仕事を任せておけば安心」という思いを与える効果の方がはるかに大きいのです。

自分が言われたら嬉しいこと、やってほしいことをできる限り自分も相手にしてあげる事ができたとき、真の謙虚さが現れるのではないでしょうか。

【参考】日経Plus1 2012/03/31

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松下 幸之助

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ねじれの発想が生むイライラ解消法

2012年2月 22日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

出社する際に会社のエレベータは全部で4機あるのですが、タイミング悪く2機とも行ってしまうことがあります。自分が先頭で待っていると後ろにたくさんの人たちが並び始め、結局数分のロスを生んでしまう結果となります。このとき、イライラとストレスがたまるのですが、似たような経験を誰もが持っているのではないでしょうか。

とあるテナントにおいて、エレベータに関する苦情が多く寄せられていて、それを見事に解決した人がいるといいます。この人の発想は非常に斬新であり他にも応用することができることから、ここでご紹介したいと思います。エレベータの待ち時間に人がイライラしないようにするための方法はいくつかありますが、ケースごとに解決方法を見てみます。

A.正面突破の発想:「新しいエレベーターに入れ替える」

これは、非常にわかりやすい解決方法です。速いエレベーターにすれば待ち時間そのものをなくすことができます。しかしこれを実践するためにかかるコストは莫大なものとなり、場合によってはビルの建設工事まで必要になってしまう可能性も否定できません。

B.逆転の発想:「いっそエレベーターを使わないようにすれば、苦情もなくなるのでは」

例えば、「エレベーターを全面使用禁止にする」とか、「利用者が少なくなれば混雑が減るから、テナントの一部を追い出してしまう」などが考えられますが、そもそもこのようなことはできるものなのでしょうか。必要に迫られて使っているものを使わないようにするのは、ここでは違うような気がします。

C.ねじれの発想:「エレベーターの脇に全身を映す大きな鏡を貼り付ける」

一番大事なポイントは「問題の本質」を見抜くことにあります。苦情が来る原因は実は「エレベーターが遅いこと」ではなく、「その結果、利用者がイライラさせられること」にあるのです。つまり、エレベーターはとりあえず置いといて「イライラさえ解消できればOK」という突破口を導くことができたときに、 効果的な発想が見えてくることもあります。

ここでは、鏡をつけることによってネクタイをなおしたり、化粧のチェックをすることによって、待ち時間を何もすることがないイライラ時間から、効果的に使うスキマ時間へと変化させることに成功しているのです。

このように、「正面突破の発想→逆転の発想→ねじれの発想」というように段階を踏んで検討を進めることによって、より効果的な解決方法を導くことができます。そのどの段階に答えがあるのかはやってみないとわかりませんが、多角的に見ることによって、成功への確率はぐんと高まるのです。

このような例は他にもたくさんあると思います。今発想法に関する本は数多く並んでいますが、問題の本質を見抜き、そこに対策を施すことがアイデアの一歩であることは共通しているように思えます。困ったことがあったとき、試してみると意外な結果を導くことができるかもしれません。

【参考】web R25 http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20120221-00022843-r25

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パワハラに当たる6つの行動

2012年2月 01日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

男女間で発生するセクシャルハラスメントや上司と部下の間で発生するパワーハラスメントなど、職場には様々なハラスメントが内在していると言われています。それらは誰かに相談することによって、いつか自分に仕返しがするのではないかという恐れから、なかなか言い出すことができず自分の中で我慢してしまったり、受けた行為自体がハラスメントに本当に該当するのかどうか分からないので、悩んだりすることがあります。

最近では、企業の中にそういった相談にのってくれる部門を確立していたり、ハラスメントに関する研修等を行い、どのようなケースでセクハラやパワハラになるのかを見極め、相談できる体制が徐々に整ってきました。

そんなパワハラについて、厚生労働省が職場でパワーハラスメントに該当する6つの行為を具体的にまとめました。今までケースを色々と紹介されることはありましたが、こうやって体系的に整理されたのは初めてだといいます。自分たちはこの行為を見て、自分の行動を今一度見返してみる必要がありそうです。

◆ 職場のパワーハラスメントに当たりうる行為 ◆

1. 身体的な攻撃
  暴行、傷害

2. 精神的な攻撃
  脅迫、名誉毀損、侮辱、ひどい暴言

3. 人間関係からの切り離し
  隔離、仲間外し、無視

4. 過大な要求
  業務上不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害

5. 過小な要求
  能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じる、仕事を与えない

6. 個の侵害
  私的なことに過度に立ち入る

上記のような行為は、上司と部下の関係だけでなく同僚同士でも当てはまると厚生労働省では説明していることから、自分がいつ加害者になってもおかしくない状況といえます。

内容を見てみると、微妙な判断基準であるものも散見されます。「過度」や「過小」は、自分が受けた行為に対してどのように感じたのかによって表現も変わってきますし、同様に精神的に傷つくことも受け取り方がどのように感じたかによって大きく異なります。仲のいい同僚から言われた言葉は大丈夫でも、同じ言葉を上司から言われたらパワハラである、というケースもありうることになります。

ここから言えることは、双方の人間関係が十分にできていないと、指示命令、コミュニケーションがパワハラにつながる危険性を持っているということに他なりません。職場という人と人の関係が仕事でつながっている場合、私的なつながりよりもどうしても関係性は薄くなってしまいます。だからこそ、日頃から真摯な態度で節度ある話をして信頼関係を築いておくことが、パワハラにならないための最善の方法なのだと思います。

【参考】日本経済新聞 2012/01/31

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三木啓子(解説)

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