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新人をほめるための工夫

2011年1月 31日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

人を育てるには上手に褒めてあげることが最も近道だといえます。小さな成功体験を積み重ねさせ、それを自信につなげて自分自身で自発的に行動させることができれば、指導は成功したといってもいいでしょう。

新入社員が入る時期になると、どうやって新人の指導を行なうかが大きなポイントとなります。自分たちが考える常識はすでに新人にとっては「当たり前」ではありません。自分たちもきっと当時の先輩から同じように思われてきたはずです。

人間関係を上手に形成するためにいたずらにほめるのではなく、認めるポイントとして3点あるとコミュニケーション塾主宰の今井登茂子さんは言います。以下にその3つについて紹介したいと思います。

1. 身だしなみなど外見で判断できる部分
 着こなしが素晴らしい、清潔感がある、センスがいいというように身だしなみを褒めることによって、緊張感はおのずと解けるといいます。自分が力を入れているものは顔の容姿を褒められるよりも嬉しいものです。

2. 日常の態度
 いつも笑顔で元気がいい、挨拶が素敵、声が明るくて自分まで元気になれる、目を見てちゃんと話ができる、というように、態度を褒めることによって、その人の本質的な性格を褒めてあげることにつながり、よく見ていてくれると信頼されるのです。

3. 仕事内容に関連したこと
 結果だけにこだわるのではなく、その途中経過についても褒めて上げます。その調子で頑張れ、やればできる、など些細なことでもいいのでステップごとに期待通りのことができたら細切れで褒めてあげます。

誰でも何も分からずできない時期はあるものです。いまどきの新人は、と始めから諦めたり突き放すのではなく、同じ視点に立って接してあげることによって、いつかはそれが自分に大きなプラスとなって戻ってくるのです。その先行投資と思って自分も実践していきたいと思います。

【参考】日経Plus1 2011/1/29

人に好かれる言葉ハンドブック―こんなとき、この言い方 人に好かれる言葉ハンドブック―こんなとき、この言い方
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今井 登茂子

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自分の意志できりひらくストーリー

2011年1月 25日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

自分が尊敬する人の一人にレバレッジコンサルティングの本田直之さんがいます。彼は数多くの著書を残していますが、どれも実際に自分の考えとして取り入れやすいものばかりであり、実践することが比較的容易になっています。

というのも、彼の基本的な考え方は「答えは自分の中にある」ということだからです。人のせいにしたり他人に依存していたのではいつまでも自分がなりたいようになることなどできません。自分の考え方を変え、常にプラス思考で居続けよりよい自分になりためにどうしたらいいかを考えることが、すべての近道なのです。

そんな本田直之さんが週刊東洋経済(2011/1/8)にて、人生戦略を描くための5つのポイントを挙げています。非常にポイントをついていると思うので以下にそのまま引用したいと思います。

◆人生戦略を描くための5つのポイント◆
1. 「どんな人間になりたいか」が難しければ「どんな人間になりたくないか」から戦略を組み立てる。

2. 10年、3年、1年の3単位で人生戦略を立て、環境変化に合わせて常に修正する

3. 人生戦略は「仕事」「私生活」「自己管理」「人脈」「資産管理」の5分野に分ける。

4. 壁に当たったら「世の中にはもっと大変な人がいる」と考える。失敗も前向きに受け止める。

5. 上司などのアドバイスを無批判に聞き入れるのは危険。年長者が描くストーリーは常に古く、今は成り立っていない。

その時々の状況に流されるのはすごく楽なことです。しかしそれでは流されてどこに向かっていくのか、漂流してしまうかの答えは出てきません。時代の流れが速い今、漠然とでもいいので自分がどのゴールに向かいたいのかを思い描きながら、目の前の出来事に精一杯取り組むことが大切であると改めて感じます。

言い古されていることなのかもしれませんが、実践することこそ最大の壁なのです。それを乗り越えることができ、自分の基本的なコアとなる考えに昇華させたとき自分はもう一つ上のレベルに上がることができるのだと思います。

【参考】週刊東洋経済 2011/01/08

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今朝獲り商品の価値を提供せよ

2011年1月 14日 By: rainbow Category: ビジネス No Comments →

魚を最近いつ食べましたか?

思い出してみると毎日の食事の中で魚を食べる機会というのが、かなり減ってきているように感じるのではないでしょうか。ガイアの夜明けという番組を見ていて、ふと感じました。本当に新鮮で美味しい魚は、食べたときに甘みを感じるといいますが、そのような魚を食べることができる機会はそうそうないと思います。

魚は一般に、漁師さんがとったものを市場という卸売り業者を介してお店に並び、それを自分たち消費者が購入することになりますが、地方で獲れた魚が東京のスーパーや飲食店に並ぶまでに2日はかかるといいます。自分が住む神奈川県でも三崎港でとれた魚はその日のうちにお店に並ぶように地元でとれたものであればもっと早く店頭に並ぶとは思いますが、その地方で多くとれるような魚はこのタイムラグがどうしても発生してしまいます。

そういった状況を打開しようと、エー・ピーカンパニーという会社は今朝獲りを追求し、お店にその日のうちに出して新鮮な状態で食べてもらうため様々な努力をしていると番組では紹介されていました。宮崎県の島浦島という離島からその日のうちに東京に運ぶためにバイヤーが苦労している状況を伝えていて、いつもは朝6時から漁を行なう漁師さんを説得し、夜中の2時から漁を行なってもらいます。それによって、夕方の5時の開店までに東京のお店に島野浦の魚が並び、今朝どれの味に利用者は魚の美味しさを改めて思い出したと満足しています。

漁師としても自分たちの生活がかかっているので、中途半端に約束をするわけにはいかないので、企業としても真剣に対応する必要があるのですが、こうやって魚を提供してくれる漁師が増えているのをみると、信頼を勝ち得ているのだと考えることができるでしょう。

自分は、これからの武器となるサービスのキーワードは「早さと時間」だと思います。いつもよりも早くなることは、それだけでお金を支払うだけのメリットがあるのです。例えば、今回の今朝どりも2日待っていれば魚は安く食べられます。しかし、それでは鮮度と味がある程度犠牲になってしまいます。早いことが味という付加価値を生むからこそ、そこに消費者は喜んでお金を支払います。同様のサービスは、野菜や花、肉といった食品に対しても応用ができるでしょう。

その他、時間が早いことによって付加価値を生むものとして宅配便や通信販売があります。すでにいくつかの企業が行なっていますが、はやく手に入れたいという欲求を満足できるからこそ、そこに余分なお金を支払うのです。時間をお金で買うとよくいいますが、まさにそれを王道で行くようなサービスは、まだまだこれからもたくさんありそうです。それで自分たちが美味しいものを、欲しいものを手に入れられるのであれば、こんな便利な世界はないのではないでしょうか。

【参考】ガイアの夜明け
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview110111.html