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おんな城主直虎 第33回「嫌われ政次の一生」

2017/08/20 Category: 2017年_おんな城主直虎

近藤康用の罠にはまってしまった井伊家の人々。日頃から小野に対して恨みをもっていた近藤康用としては、この状況を利用して小野を排除しようとしていたのでした。この状況を打開してくれると直虎が信じていた徳川家康は、直虎の懇願にかかわらずひたすら土下座をしながら引き下がっていきます。阿部サダヲさんの家康の演技は一貫して、このようなビクビク感を出しながらの何とも頼りない姿を全面にだしたものとなっています。

それにしてもタイミングが悪いというか、家康も井伊谷三人衆を疑っていたにもかかわらず、武田が前回今川へ侵攻した時期と重なってしまい、急いで掛川に向かう必要があったことから、十分にこの内容を吟味することなく政次に罪が全て押しつけられる形となってしまいました。

そんな状況なのですが、政次は小野という家が元々そうやって井伊家を支えてきたこと、そして自分が逃げたとしても近藤康用らが持っている恨みはいずれ井伊家に向かってくることになり、それを井伊が防ぐことはできないだろうという思いからさせた動きだったのです。この辺り、歴史のなかではさらっと寝返ったとか書かれていたりしますが、脚本としてはおとわと鶴、そして亀の思いの強さを最後まで通すことで、ドラマとしては美しい結果におわったのではないでしょうか。

政次の処刑のシーン。最後にとどめをさしたのは直虎でした。この二人の演技は最後まで裏の思いを共有しながらこれからの井伊の未来を描いているのだなと感じる事ができたのかなと思います。しばらく、政次ロスがあるかと思いますが、そこから直虎がどのように立ち直っていくのか楽しみにしたいと思います。

■直虎紀行■
静岡県浜松市
 - 伝 小野但馬守の供養塔




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