おんな城主直虎 第26回「誰がために城はある」
ここ数回、気賀の町衆との絡みが多い直虎ですが、普通の考え方では政次が言うように首を突っ込みすぎず、対岸の火事として済ませておけば良いのだと思います。しかし直虎はそれをよしとせずに、積極的に関わり混乱を鎮めようと東奔西走します。一歩間違えれば今川から謀反の疑いがあるとみられてもおかしくないのですが、ここは物語の世界なので、ガンガン攻めていくシナリオとなっているのでしょう。
二分されていた気賀の商人をうまくとりまとめたまではいいのですが、龍雲丸だけは築城に反対し後味の悪い結果となります。城という存在が攻撃の的となり悲劇しか生まないという経験に基づく判断から、そのような発言になったのですが、必死に説得する直虎に「できもしないことをいうな」という捨て台詞を残して去って行きます。
この言葉に引っかかった直虎は悶々と時を過ごすのですが、方久の大沢の代わりに井伊が気賀に入る提案によって、俄然盛り返していきます、次回はきっとこの辺りの覚悟が試されることになるでしょう。
■直虎紀行■
静岡県浜松市
- 堀江城跡
◆関連する記事◆