おんな城主直虎 第27回「気賀を我が手に」
前回の最後の方久が進言したのは、気賀を直虎が治めてはどうかというもの。今回はその続きから始まります。その話をしている最中、中村屋を初めとする気賀の町衆が直虎の元を訪れ、治めて欲しいと願い出ます。それに対して直虎は回答を待って欲しいとし、政次に相談することになります。最近の回では以前のように嫌味のような雰囲気はなくなり、完全に直虎をサポートする言動をするようになった政次。なんか心境の変化でもあったのかわかりませんが、こうなると直虎も盤石の体制のようにみえます。
方久を中心に、なんだかつかみ所のなさそうな雰囲気の大沢氏、そして関口氏を懐柔し、最後に氏真だったのですが、武田義信が自害したという事件をきっかけにして完全に政治の世界に興味を無くしてしまった様子。これまで少なからず野望を燃やしていた様子ではありましたが、それも完全に潰えてしまったです。これによって今川家も本格的に滅亡の道を歩んでいくことになるのかもしれません。
結果的に、気賀を手に入れることに成功した直虎。にこやかに井伊家の先祖に報告する政次をこそっとみつめる和尚様はなにを感じたのでしょう。
今回、活き活きとしていたのはなんと言っても龍雲丸でしょう。自身の生い立ちを直虎に話し、自分が自由になににも縛られずに生きることを誓ったこと、それに対してそんな生き方を肯定する直虎の間に、さらに強力な絆が生まれたように見えます。
これによって、井伊家は少しずつ力を溜めていくことになるのでしょう。それが今後の乱世にどのように影響を及ぼしていくのか楽しみにしたいと思います。
■直虎紀行■
静岡県浜松市
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