振るだけで水道水が旨くなるタンブラー
今、巷で流行していて3か月で10万個も売られている商品があるといいます。それが、携帯型の浄水器「クリンスイ タンブラー」です。これまで、浄水器と言えば、台所の蛇口に装着したり、シンクの下にセットしたり、大きなポット型だったりしたのですが、このクリンスイ タンブラーの使い方は全く違ってものすごく楽なのです。
使い方は、クリンスイ タンブラーに水道水を入れて約1分から2分程度振ります。たったこれだけで、水道水に含まれる残留塩素をほぼなくすことができ、カルキ臭のないおいしいお水を飲むことができるのです。この1分から2分の振る動作をどう見るかにもよりますが、経済的であることは確かでしょう。
1日1リットルを利用する場合に、約1か月間活性炭フィルターを利用することができます。このフィルターは1つ3500円なので、30リットルで3500円ということになり、1日110円程度と500ミリリットルのペットボトル1本分の金額に相当します。その金額で1日に1リットル飲めるのですから、非常にお得であるといえるでしょう。
現在、全国の家庭用浄水器の普及率は39.6%。20年間、3割台という数字は変わっていないことから、浄水器を使わない人はまったく使わず、生活習慣はなかなか変えにくいといえます。発売元では、この習慣を変えさせるための方法を模索しているといいます。
男性が機能やスペックに注目するのに対して、女性は自分の目の前で確実に水が濾過されている、という実感を大切にする傾向があることから、見た目にその訴求ポイントを織り込んで若い女性をターゲットにしているそうです。
この狙いがうまくいくのかどうかは分かりませんが、少なくとも元々が水道水であることも考えると、今後はより経済的であることを示すための価格になって行くことが普及のポイントになるのではないかと考えます。ミネラルウォーターにあるような「ミネラル分」に相当するコストを差し引いた分の値段になったとき、このタンブラーの威力が発揮されるのではないでしょうか。
【参考】
・NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20120923_144466.html
・三菱レイヨン・クリンスイ http://www.cleansui.com/newitem/tm704.html
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